和毛のハリネズミの新種発見 | KGGのブログ

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https://www.bbc.com/news/science-environment-67780254

 

柔らかい毛皮のハリネズミ5種を新たに発見

2023 年 12 月 22 日 02h GMT

ヴィクトリア・ギル

BBCニュース科学特派員

 

 

 科学者たちは東南アジアで5種類の柔らかい毛皮のハリネズミを発見した。

 

 この発見には、動物の生息地である熱帯林への調査のため、いくつかの科学的任務が必要であった。

 

 研究者らはまた、何十年も博物館に所蔵されていた哺乳類の標本を再評価した。

 

 この詳細な生物学的間違い探し研究により、博物館に展示されている動物のうち 2 匹が科学的には新種であることが明らかになった。

 

 ある種のサブタイプとして分類されていた他の 3 種は、正式に個別の種として認識されるほど互いに十分に異なることが確認された。

 

 主任研究者の一人、スミソニアン国立自然史博物館(SMNH)のメリッサ・ホーキンスはBBCニュースに対し、今回の発見は地球上の生命の「驚くべき」多様性がまだ明らかにされていないことを示していると語った。

 

「私たちは自然界について知っているつもりだ」とホーキンスは言った、「しかし、哺乳類のようなグループ、特に到達困難な生息地に生息する小さな動物でさえ、実際にはほとんど何もわかっていない。」

 

 「このような動物を発見できれば、非常に脅かされている(熱帯雨林の)生態系に注目が集まるかもしれない」と彼女は言う。

 

 

柔らかい毛皮のハリネズミとは何か?

 この動物はHylomys属と呼ばれるハリネズミのグループに属しており、すべて東南アジアに生息している。 以前は2種しか知られていなかったが、今回の発見でその数は7種となった。

 

 彼らは小さくて鼻の長い哺乳類で、よりよく知られているハリネズミと同じ科の一員であるが、トゲトゲではなく毛皮で覆われている。

 

 同じくSMNHのアーロ・ヒンクレーは、今回のような発見は「世界で最も森林破壊率が高い東南アジアでは特に重要だ」と述べた。

 

 

新種はどのようにして発見されたのか?

 ホーキンスが鬱蒼とした森に住む「小さな茶色の物体」と表現したものを研究している場合、これは困難である。

 

 専門家以外の目には、この小さな哺乳類は似ているように見えるが、研究チームは、それらの遺伝コードに重要な違いがあり、身体的形状、特に頭と歯に違いがあることを発見した。

 

 「彼らの頭蓋骨は本当に素晴らしい。彼らは小さいが、本当に鋭い歯を持っている」とホーキンスは語った。

 

 「もし彼らがもっと大きな動物だったら、かなり怖いだろうね。」

 

 科学者らは、博物館のコレクションの1つで発見した特に長い牙を持つ種の1つを、ベトナム語で「吸血鬼」を意味するHylomys macarongと名付けた。

 

 研究者らは野生の動物を研究するだけでなく、アジア、ヨーロッパ、米国の合計 14 の異なる自然史コレクションから標本を調べた。

 

 新しく発見された2種、Hylomys voraxHylomys macarongは、スミソニアン博物館とフィラデルフィアのドレクセル大学のコレクションで発見され、数十年間引き出しの中に保管されていた。

 

 「私たちは博物館の学芸員としてタイムトラベルできると言っているようなものだ」とホーキンスは語った。

 

 「私たちはホールに飛び出て、コレクションを見て、世界中のどこにでも行くことができる。」

 

 研究者らは、これまで亜種として分類されていた他の3種から十分な遺伝物質を収集し、それらが生物学的に異なる種であることを明らかにした。

 

 それぞれの異なるHylomys種は、わずかに異なる生息地に生息しているようである。一部は低地の森林に、一部は高地に生息している。

 

 ヒンクレーは、何百万年もの進化の結果であり、熱帯林の一地域に特有の動物を見つけることは、「美術館にピカソが展示されたり、都市で遺跡が発見されたりするのと似ている」と述べた。

 

 「それはこれらの場所にさらなる価値を与え、できればこのような重要な遺産を保護するための資金となるだろう。」

 

 この発見は「Zoological Journal of the Linnean Society」に掲載される。

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仮訳終わり

 

BBC記事から

 

BBC記事から

 

 写真を見て、これはトガリネズミじゃないかと思いました。食虫目のトガリネズミはモグラの仲間。『あの』ハリネズミとは違うと思いましたが。

 同じ仲間でした。

 

 しかも、今は「食虫目」とは言わないのですね。「無盲腸目」となっており、そこにトガリネズミ科、ハリネズミ科、モグラ科、ソレノドン科が入っています。

 もともと、ハリネズミとトガリネズミは親戚だったのですね。

 それでは、新種も鼻先が尖っているはずだ。