スーダン危機48 スーダンの民間人に対する暴力は「純粋な悪に近い」 国連 | KGGのブログ

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https://www.theguardian.com/world/2023/nov/10/un-warns-violence-against-civilians-in-sudan-verging-on-pure-evil

 

国連、スーダンの民間人に対する暴力は「純粋な悪に近い」と警告

― スーダン担当国連人道調整官、軍と民兵組織間の戦争は「恐ろしい」と語る ―

AFP 国連

2023年11月10日(金)21.44GMT

 

 

 スーダンの民間人に対する暴力は「純粋な悪に近づいている」と上級国連当局者が警告し、軍と民兵組織との戦争開始から7か月で戦闘が激化している。

 

 「私たちは状況が恐ろしく厳しいと言い続けている。 しかし、率直に言って、スーダンで起きていることの恐ろしさを説明するには言葉が足りない」と国連のスーダン人道調整官クレメンティン・エンクウェタ・サラミは語った。

 

 「私たちは、性的およびジェンダーに基づく暴力、強制失踪、恣意的拘禁、人権と子どもの権利の重大な侵害について、容赦なく恐ろしい報告を受け続けている」と彼女は記者団に語った。

 

 「起こっていることは純粋な悪に近づいている」と彼女は、母親の目の前で幼い少女たちがレイプされたという報道を引き合いに出し、語った。 彼女は、スーダン西部のこの地域で2000年代初頭の大量虐殺が繰り返されるリスクを懸念していると語った。

 

 4月以来、スーダンの事実上の国家元首である陸軍司令官アブデル・ファッタハ・アル・ブルハンに忠実な部隊は、彼の元副官モハメド・ハムダン・ダガロが指揮する民兵組織の迅速支援軍(RSF)と戦争を続けている。

 

 国連難民機関(UNHCR)は、これまで紛争の影響が少なかった西ダルフール州アルダマタで武装勢力により800人以上が殺害されたとの報告を指摘した。

 

 報道官ウィリアム・スピンドラーはジュネーブで記者団に対し、「チャドに新たに到着した人々から報告を受けた。彼らはダルフール地域から逃れてきた難民で、武装民兵が家々を訪問して男性や少年を殺害していると話している」と語った。

 

 「これらの殺害はここ数日間に起こったと伝えられている」と彼は付け加えた。

 

 とりわけアルダマタにはスーダン国内の避難民のためのキャンプがあり、UNHCRはそこで100近くの避難所が破壊されたと発表した。 また声明の中で、UNHCRの救援物資を含む大規模な略奪が行われたと警告した。

 

 UNHCR長官のフィリッポ・グランディも、20年前にオマル・アル・バシル政権が反政府勢力の蜂起に応じてジャンジャウィード民兵組織を解放した際に引き起こされた恐怖が繰り返される危険性についてのヌクウェタ・サラミの警告に同調した。

 

 「20年前、ダルフールでのひどい残虐行為と人権侵害に世界は衝撃を受けた」とグランディは声明で述べた。 「私たちは、同様の勢いが発展しつつあるのではないかと懸念している。」

 

 UNHCRは、すでに数十万人のスーダン難民を受け入れているチャドへ、この地域から新たな難民の流入に備えていると述べた。

 

 アームド・コンフリクト・ロケーション・アンド・イベント・データ・プロジェクトによる控えめな推定によると、スーダン紛争ではこれまでに1万人以上が死亡している。

 

 しかし、支援団体や医療関係者らは、実際の死者数は記録を上回っており、負傷者や死亡者の多くが病院や遺体安置所に辿り着いていないと繰り返し警告している。

 

 国連の統計によると、戦争によりスーダン国内で480万人以上が避難し、さらに120万人が近隣諸国への避難を余儀なくされている。

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仮訳終わり

 

 

 アルダマタはチャド国境近くのジュナイナの北東近郊の村