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https://www.theguardian.com/us-news/2023/oct/07/chicago-mccormick-place-building-bird-deaths-windows
シカゴのビルに衝突、1日で少なくとも1,000羽の鳥が死亡
― 北米最大のコンベンションセンターであるマコーミック・プレイスは大部分がガラスで覆われており、鳥にとって致命的な障害となっている ―
アリヤ・ウテウオワ
2023年10月7日(土) 10.00 BST
10月5日木曜日、シカゴで越冬地へ南下する途中、少なくとも1千羽の鳥が単一の建物に衝突し死亡した。 大部分がガラスで覆われている北米最大のコンベンションセンター、マコーミック・プレイスから2.4マイル以内で、ボランティアらが鳥の死骸の回収を続けている。
シカゴ・バード・コリジョン・モニターズのディレクター、アネット・プリンスは、「これは氷山の一角だが、我々が発見した鳥の死骸と怪我の両方は非常に膨大な量だ」と述べ、これは同団体が記録した、1日で1つの建物の敷地から見つけた鳥との衝突の最大であると付け加えた。
10月4日水曜日遅くから10月5日木曜日初めまで、最高推定150万羽の鳥がシカゴ都市圏のあるクック郡上空を飛んでいた。マミジロアメリカムシクイ、チャイロコツグミ、アメリカヤマシギ、その他の種類の鳴鳥類の死骸が回収された。
「窓に衝突したすべての鳥が遺体を残すわけではない」と、ウェスタンオンタリオ大学で鳥の窓衝突を研究しているブレンドン・サミュエルズは言う。
同氏は、シカゴのダウンタウン周辺で人々が鳥を拾い続けていることから、影響を受けた鳥の本当の範囲が数日のうちに明らかになるだろうと指摘した。
「実際、鳥がガラスに衝突し、ある程度の距離を飛び続け、重傷を負い、最終的には数時間後には生きられなくなるという光景を私たちはよく目にする」とサミュエルズは付け加えた。
狭い地理的領域で鳥が大量に死ぬことは、春と秋の渡りのピーク時期に発生する傾向がある。 逆風、雨、霧などの気象条件は、鳥の方向を定めるのを困難にする可能性があるだけでなく、都市からの光害が鳥を引き寄せ、危険な建造物の中に閉じ込めてしまう可能性がある。
アメリカ鳥類保護団体のブライアン・レンツは、「ガラスがあるところならどこでも、鳥が窓にぶつかる」と語った。 毎年、最大10億羽の鳥が衝突事故で死亡しており、シカゴの場合、死んだ鳥や負傷した鳥はカナダから中南米に向かう途中で飛んできた可能性が高い。
鳥類が訪れる場所はどこでも、経済的価値があり、生態系の機能に必要な不可欠な生態系サービスを実行する。 カナダのような大規模な山火事の後、焼け野原に戻った鳥は種子を散布し、森林景観の再生を助けることができる。 地球規模の気温上昇は昆虫の個体数の増加に寄与しており、それらを餌とする鳥は人間と食料システムに脅威をもたらす問題を抑制するのに役立つ。
米国のすべての都市の中で、シカゴの光害は渡り鳥にとって最大のリスクとなっている。 建物の照明を消すことは、死亡個体数を減らすための 1 つの方法である。 木曜日に鳥が死亡した場所と同じマコーミック・プレイスで行われた2021年の調査では、大きな建物の照明の半分を消すと衝突事故を6～11分の1に減らすことができることが判明した。 マコーミック プレイスは、夜間に建物内に人がいない限り自主的に消灯または照明を暗くするライト・アウト・シカゴ・プログラムに参加している。
「今週、レイクサイドセンター（マコーミックプレイスの一部）でイベントが開催されており、したがって、人がいるときは照明が点灯していることを理解することが重要である。 スペースに人がいないと照明が消された」とマコーミック・プレイスの代表者は語った。
「これは既知の危険であるが、まだ対策が講じられていないようである」とプリンスは言う。
ドットやパターンなどの視覚的なマーカーが付いている窓ガラスを使用すると、反射の外観が崩れ、鳥が安全に飛行できる通路があるかどうかを認識できるようになる。
2020年にシカゴ市は鳥に優しい設計条例を承認したが、まだ発効していない。 Audobon.orgによると、2021年、イリノイ州知事のJ・B・プリツカーは、州内の「国有建物の建設と改築に鳥に優しい設計を組み込むことを義務付ける」鳥類安全建築法に署名した。
「新築だけでなく、鳥を殺している既存の建物がたくさんある」とサミュエルズは述べ、改修への投資、そのような環境への取り組みに対する税額控除の創設、窓をより鳥に優しいものにすることが、この問題を解決する経済的な方法になり得ると付け加えた 。 「私たちはすでに解決策を持っている。あとはそれを政策に反映させるだけだ。」
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仮訳終わり
英国ガーディアン紙記事から
