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https://www.bbc.com/news/world-europe-66154912
プーチン、プリゴージンと対面: ワグネル・サーガの最新展開に迫る
2023年7月10日 14hGMT
スティーブ・ローゼンバーグ
ロシア編集部(モスクワ
ロシア大統領ウラジーミル・プーチンは、ワグネル傭兵のボスが反乱を起こした5日後にエフゲニー・プリゴジンに会ったとクレムリンが明らかにした。BBCのロシア・エディターが、ワグネル・サーガの最新の展開に迫った。
整理してみよう。
反乱のあった6月24日の朝、ウラジーミル・プーチンはワグネル指導部を「裏切り」と「裏切り者」と非難した。その日のうちに、ロシア空軍のパイロットがワグネルの戦闘機に撃墜されて死亡した。
その後、傭兵たちはロシアの首都からわずか200キロ(120マイル)しか離れていなかったため、クレムリンとワグネルは取引を行った。反乱は終結した。誰も逮捕されなかった。誰も起訴されなかった。
エフゲニー・プリゴジンが反乱を起こしたからといって、鉄格子をはめられ、警察署に連行されることもなかった。
その5日後、彼はクレムリンで指揮官たちとともに大統領プーチンとテーブルを囲んで談笑していたことが明らかになった。
ドストエフスキーを凌ぐ驚きと謎に満ちた物語に、また新たな展開が待っている。
しかし、私たちが知らないのは、その会議でいったい何が話され、どのように結論づけられたのかということだ。その後の経過から判断すると、これは「キスして仲直り」ではなかった。
ここ数日、ロシア国営メディアはプリゴジンの信用を失墜させようと躍起になっている。
彼のサンクトペテルブルクの邸宅が襲撃された際に撮影されたとされる恥ずかしい写真が、ソーシャルメディアやロシアのテレビにリークされた。そこには金の延べ棒、武器、そして奇妙なことにかつらのコレクションが写っていた。
昨夜のロシア1の看板番組『ニュース・オブ・ザ・ウィーク』では、人物暗殺が続けられた。
プリゴジンについての報道はこう主張した。「彼は自分をロビンフッドに見せかけようとしたのではない。彼は犯罪歴のあるビジネスマンだった。彼のプロジェクトの多くはいかがわしく、必ずしも法律の範囲内ではなかった。
そして、6月24日の反乱を終結させるためのクレムリンとワグネルとの間の契約はどうなったのか?協定によれば、プリゴジンは、合流を希望するワグネルの闘士たちとともにロシアを離れ、ベラルーシに向かうことになっていた。
先週、ベラルーシの指導者アレクサンドル・ルカシェンコは、ワグネルの首領と彼の傭兵はそこにいなかったと語った。彼の主張を要約すると、彼らはベラルーシに行き着くかもしれないが、そうではないかもしれない、ということだ。
というわけで、これですべて明らかになったって?いや、ちがう。
ワグネルはどこにいる?プリゴジンはどこだ?彼らの計画は?プーチンとの合意は?
知りたいものだ。
今のところ、私が言えることはこれだけだ。次の(奇想天外必至の)『ロシア:6月の反乱とクレムリン』のエピソードを待て。
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仮訳終わり