**********************************************
https://www.theguardian.com/world/2023/jul/05/russia-has-planted-suspected-explosives-on-zaporizhzhia-nuclear-plant-roofs-says-zelenskiy
ゼレンスキー、ロシアはザポリージャ原子力発電所の屋根に爆発物の疑いがあるものを設置したと発言
― 大統領の主張はエマニュエル・マクロンとの会談後に出たもので、ウクライナが独自に原発への攻撃を計画していたとするロシアの競合主張もある ―
ガーディアンスタッフと通信局
2023年7月5日(水) 01.47 BST
ウクライナ大統領ウォロディミル・ゼレンスキーは、ロシア軍が現場の建物の屋根に「爆発物に似た物体」を設置したと主張し、ロシアがザポリージャ原子力発電所への「攻撃のシミュレーション」を計画している可能性があると改めて警告した。
大統領ゼレンスキーは、ウクライナ情報機関の情報を引用し、物体は現在ロシアが所有する発電所のいくつかの発電ユニットの屋根に置かれていたと述べた。
火曜日初め、ゼレンスキーはフランス大統領エマニュエル・マクロンに対し、ウクライナ南東部の工場におけるロシアの「危険な挑発」について説明した。 同氏はマクロンと「国連の核監視機関であるIAEAとともに状況を最大限の管理下に置くことで合意した」と述べた。
ゼレンスキーの警告は、先週キエフで行われたスペイン首相ペドロ・サンチェスとの共同記者会見でのゼレンスキーのコメントを反映している。 ゼレンスキーは当時、「ロシアは技術的に発電所で局地的な爆発を引き起こす準備ができており、それが(放射線の)放出につながる可能性があるため、深刻な脅威が存在する」と述べた。
ロシア軍は2022年2月にヨーロッパ最大の核施設である同発電所を占領した。それ以来、双方は相手が発電所の周囲を砲撃し、大規模な核事故の危険にさらしていると定期的に非難してきた。
ロシアはこれとは別に独自の主張を行い、ウクライナ軍が同発電所への攻撃を計画していると非難した。
ロシアの原子力網を運営するローゼナーゴアトムのトップ顧問レナト・カルチャーは、ウクライナが同国の5つの核施設のうち別の原発から輸送された核廃棄物を混入した弾薬を原発に投下する計画だと述べた。
「7月5日の夜、暗闇に紛れてウクライナ軍は長距離精密機器と神風攻撃用ドローンを使ってザポリージャ基地を攻撃しようとするだろう」とロシア通信社はカルチャーアがロシアのテレビに語った内容を伝えた。 彼はその申し立てを裏付ける証拠を何も提供しなかった。
ウクライナ軍が火曜日に発表した声明は、「運用データ」を引用し、同発電所の3号機と4号機の屋根に「爆発装置」が設置されており、「近い将来」攻撃が行われる可能性があると述べた。
テレグラムの声明では、「爆発しても原子炉には損傷はないが、ウクライナ側からの砲撃のイメージが生まれるだろう」と述べた。 ウクライナ軍は「いかなる状況下でも行動する用意ができている」と述べた。
ゼレンスキーは夜のビデオメッセージで、ロシアが同原発への「攻撃のシミュレーション」を計画していると述べた。 「しかし、いずれにせよ、世界はザポリージャ原子力発電所に対する唯一の危険源はロシアであると認識しており、それを見逃すわけにはいかない。 そして他には誰もいない。」
ゼレンスキーとウクライナ軍は自分たちの主張の証拠を何も示さなかった。
金曜日、ウクライナ軍事情報総局(GUR)は、ロシア政府が同基地爆破計画を承認し、6基の発電ユニットのうち4基と冷却池に地雷を仕掛けたと主張した。
また、ロシア軍が工場への駐留を縮小しており、工場に滞在してロスアトムと契約を結んだウクライナ人従業員に対し、月曜までに、できればクリミアへ避難するよう指示されたとも述べた。
ガーディアン紙の取材に応じた元原発作業員らによると、原子炉は損傷しにくいものの、小さな冷却池は爆発に対して脆弱で、1979年の米国スリーマイル島事故に匹敵する部分的な核メルトダウンを引き起こす可能性があるという。 元上級エンジニアのオレクシー・コヴィニエフは、このシナリオではほとんどの放射線は封じ込められるが、換気路が開いていれば放射線が放出される可能性があると述べた。
ロイターがこのレポートに寄稿した
*********************************************
仮訳終わり
英国ガーディアン紙記事から