**********************************************
https://www.bbc.com/news/world-asia-59238866
ミャンマーは米国のジャーナリストをテロで起訴
2021年11月10日16hGMT
軍の支配下にあるミャンマーは、アメリカの記者を扇動とテロで起訴した。これらは終身刑の最高刑を言い渡す、と彼の弁護士は言う。
フロンティア・ミャンマーの編集長を務めていたダニー・フェンスター（37歳）は、5月にヤンゴン国際空港で拘留された。
2月のクーデター以来、数十人の地元記者が拘留されている。
これらの容疑に関するフェンスターの裁判は11月16日に開始される予定である。
彼は、軍に対する異議申し立て、違法な団体、移民法違反を助長したとして、すでに裁判にかけられている。
しかし、新たな告発は最も深刻であり、終身刑の最高刑を言い渡す。フェンスターが何をしたと非難されているのかは明らかではない。
「彼はかなり痩せた」と彼の弁護士であるタン・ゾウ・アウンはAFP通信に語った。
軍の指導者が権力を掌握した後、今年初めの血なまぐさいデモ中に何千人もの人々が拘留された。
政治囚支援協会によると、アウンサンスーチーが権力から追放された後の異議申し立ての取り締まり中に、少なくとも1,178人が殺害され、7,355人が逮捕、起訴、または有罪判決を受けた。
それ以来、軍は国の独立したメディアを取り締まり、数十人の記者を逮捕した。
軍事政権は先月数百人の政治犯を釈放したが、フェンスターはその中にいなかった。
米国は、ミャンマーの軍事政権にフェンスターを直ちに解放するよう要請した。
国務省の報道官はAFPに、「ダニーの拘禁のあまりに不当な性質は、世界中の人々に明白である」と語った。
「政権は今彼を釈放するという慎重な一歩を踏み出すべきである。彼の継続的な拘禁は容認できない。ジャーナリズムは犯罪ではない。」
彼の兄弟ブライアン・フェンスターはロイターへのメッセージの中で次のように述べている。「私たちは、ダニーに対して提起された他の告発についてと同じように、これらの告発について悲嘆に暮れている。」
フロンティアミャンマーは、ヤンゴンを拠点とする英語のニュースマガジンおよびウェブサイトであり、独立していると説明し、軍事クーデターを幅広く取り上げている。
フロンティア・ミャンマーで約1年間働いていたフェンスターは、5月に家族に会うために出国しようとしたとき逮捕された。それ以来、彼はヤンゴンの悪名高いインセイン刑務所に収容されている。
**********************************************
仮訳終わり
BBC記事から
インセイン刑務所とはつぎのとおり
**********************************************
インセイン刑務所（英語: Insein Prison）は、ミャンマーの元首都、ヤンゴン郊外に位置する刑務所。
ミャンマーの民主運動指導者であるアウンサンスーチーが収容されたことで知られるほか、ミャンマーの軍事政権に従わない多くの政治犯や活動家が収容されている。また、所内は劣悪な衛生状態となっており、拷問や虐待なども日常的に行われていることから、アムネスティ・インターナショナルには強く批判されている。
2008年5月3日、ミャンマー国内をサイクロンが襲い、本刑務所も強風の被害にさらされた結果、1500人余りの囚人は第一棟に閉じ込められ、暴動が発生して所内の一部が放火された。この事態に対してミャンマー軍や暴動鎮圧隊が発砲した結果、36人が死亡して70人余りが負傷した。その後、98人が懲罰房に入れられ、さらに4人が拷問で死亡している。
**********************************************
引用一部 一部改変（行頭一文字空け、文献番号削除）