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https://edition.cnn.com/travel/article/whisky-auction-record-trnd/index.html
1本のウィスキーが190万ドルで競売記録を達成
エリザベス・ウルフ、エリザベス・ウォレス(CNN) 2019年10月26日更新
(CNN) — 1本のウィスキーが10月24日木曜日に190万ドルで売られた。記録を更新した。再び。
『Macallan Fine & Rare』 60年物 1926年は、これまでに競売にかけられたワインもしくはスピリット類で最も高価なボトルになった。
これは、この種類のビンテージ・ボトルが競売において歴史に残った2回めである。ちょうど昨年、同じMacallanのバッチからのボトルは同じ記録を破った。ロンドンのクリスティーズにおいて120万米ドルで競り落とされた。
1926年に蒸留された人気が高いボトルは、樽番号263からのものである。その樽から得られる40本のボトルのうち、わずか14本に『Fine & Rare』のラベルが貼られた。それが木曜日の競売にかかったものである。
「競売の部屋はピリピリしていた。」と、サザビーズのスピリット類専門家ジョニー・ファウルは声明で語った。「競売のハンマーが『Macallan Fine and Rare 1926』におろされたときに歓声が起こった。それは、ウィスキー競売の歴史で最も興奮した瞬間の一つに違いない。」
その700mLボトルは15mLであれば45杯分であり、幸運な新所有者にとっては1杯が42,000米ドルである。
1926年物のMacallanは競売の英雄だった。鑑定家の個人コレクションから460本以上のスコッチが出品された。全てのコレクションが販売された。サザビーズの最初の個人ウィスキーコレクション販売で合計1千万米ドルになった。
傑出したバッチ
樽番号263番はそのスコットランドの蒸留所にとって数百万米ドルの価値あるバッチになった。競売の台を打つ最も求められるボトルを多く輩出した。
その内容は、スコットランドのスペイ川そばにあるMacallan蒸留所においてヨーロッパ・オークの樽の中で60年間熟成され1986年に瓶詰めされたものであった。
樽番号263番バッチは6つの記録的なボトルを生産した。その記録は、1本がニューヨークにおいて6,411米ドルで販売され、「世界で最も高価なスピリット」としてギネス記録を作った1986年に始まった。
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仮訳終わり
190万米ドル。現在1米ドルが107円くらいですので、ほぼ2億円です。シングル一杯が450万円。どんなウィスキーなのでしょう。
もちろんシングル・カスク。樽番号263番から直接移し替えたもの。アルコール度数は上がっているでしょうね。
シングル・モルトなどといって高く売っていますが、所詮、複数樽の中身を混ぜて(味を調整すると表現していますね)加水したもの。ウィスキー・マフィアのすることです。
一時、ニッカがシングル・カスクを販売していました。旨かったのですが、朝日に買い取られて、シングル・モルトに化けました。
皮肉なことに、TVの朝ドラに出たために人気が出て、時を同じくしてシングル・カスクがなくなりました。何をかいわんやです。残念です。
飲み残していた20年物シングル・カスクを見つけたのが1年前。驚きでした。「ハレ」の日に少しずつ飲みましょう。死ぬ直前に、一気に飲むかなあ。
写真はCNNから