2年前の【the end】と決定的に違う点
それは黒夢が本来の黒夢のスタンスになったこと
つまり生きている黒夢
※生きている中絶児とかけてみた
記載しているが
やはり黒夢は変化し続けてこそ黒夢なのだ
無常観…
※常に変わらないものは無いの意味ね
変わらない、変化せず止まった黒夢には
何の魅力も感じないのだ
それはサウンドにも如実に現れており
その圧倒的さは【the end】の比ではない
【the end】はミスは除き
テクニックとしては上手かったが
どこかしらまとまりが無かった…
各々好きなことやっているという感じで…
しかし、今回はまとまり…
グルーヴ感が圧倒的にイイ
KAZ&GOはsadsとしてやっているので
合うのは当然だけど
人時とKIYOSHIは日が浅い
だが、ソレを感じさせない音の厚み
前にツアーを経験したんじゃないかと思う位の
バンド然としたサウンドを叩き出している
これもまた変化…いやイイLIVEをやりたいという
前向きな欲求から相当打ち合わせや
ディスカッション・リハを行なったと思う
そう!常に前進し最先端を目指すという
これが黒夢なんだ!
これでこそ黒夢なんだ!と思わせてくれる
その中で圧倒的に変化したのが『人時』だ
MCで『人時が中心となって引っ張ってくれた』と
清春が評していたが
終わった後、その言葉の意味がよくわかった
Sprayを始め、曲の合間に両手を挙げて
笑顔で前に出て、歓声に答える
こんな事は今の今までありえなかった
※印象なので違ってたらスイマセン
黙々とリズムを刻むだけだったのが
着実にプレイをこなすことに徹していたのが
こんなにも憎いパフォーマンスを繰り出すなんて…
彼が一番、黒夢をやることに喜びを感じているはずだ
清春よりも…そう思わずにはいられない
休止前、清春は
『俺一人でも(黒夢)やろうと思ったけど
やっぱり俺と人時ふたりで黒夢なんで…』
と言っていた
やはり彼がいて
はじめて黒夢なんだと思い知らされる
たぶん人時抜きで黒夢をやっていたら
このサウンドとこのグルーヴ
このLIVEはできなかった
観客の一体感だけでなく
人時も重要なファクターだったのだ
これが最新の黒夢なんだ
ツヅク