DJ DOLBEE 「EFFECTABLIZM」 | KillerKiller Records 覚え書き

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勢いに乗ってもう一本、DJ DOLBEE

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DJ DOLBEE 「EFFECTABLIZM」 CT

DJ DOLBEE a.k.a.コスリッコ$蜂の2000年のミックステープ。
個人的に五本の指に入るレベルで大切な一本。
多分聞いた回数では一番かも。
おかげさまでカスカスノビノビです。
もう一本欲しい、、、

2000年というとADDでの相方、A-Twiceが亡くなった年。
このテープがリリースされたタイミングは詳しくわかりませんが、
彼に向けて作られたのではないかという内容。
エリックサティのジムノペディから静かに始まって
アブストラクトトラックとアンダーグラウンドHIPHOPのミックスへ。
その合間にはコンピ「Catacombs」で共演したIPの曲やフリースタイル、
DOLBEE自身の曲、ARI1010のフリースタイルに加えて
A-Twice関連の曲が彼のクルーMIC.EDUやフリースタイルも加え4曲も収録されています。

Kensho、Tenzen、DolbeeでのユニットIPの曲「Beatbox VS MPC」
めっちゃかっこいいです!大好きなんです。
気持ち良くも挙動不審なビートボックスからMPCになだれ込む上でラップが展開される曲。
バイリンガルMCですがこの曲では英語に徹してます。
DOLBEEの曲「夜行性散歩人」は
タイトル違いますがDJ DOLBEE & MIHARAの潤響EPに入っていた「Nocturnal Walker -remix-」
頭に追加されたセリフ
「生まれて初めてこの街を歩いた時ここにはひとかけらの冒険もないと思った。
だからまず目の前のオヤジのハゲ頭を殴ることから始めよう。開けゴマ」
が頭から離れませんw
ARI1010の畳み掛けるような迫力も当時から強烈!
そしてMIC.EDUが2曲、アナログコンピでリリースされていた「Surrogate Role Model」と「About Nothing」
個人名義ではコンピCatacombsに収録されていた「Rabbit On The Moon」
フリースタイルでは後半の唐突な日本語ラップへの転換でビックリ。
(A-Twiceのそれぞれの音源については次の記事で触れようと思います。)
これら癖の強い曲がじつに綺麗にまとめられてて気持ちのいいミックス。
展開はめまぐるしいのにしっくりくるのです。