飛べない鳥が見た闇の光・・・ -2ページ目
重ねた掌は


やっぱり温かくて

やっぱり安心して



ボクの中に包まれた

その掌は


いつも小さくて

いつも壊れそうで



重なった掌を

見つめながら


視線も重なった。




そんな安心感を

求めたボクは



今日もなんて臆病なんだろう。


またあの季節がやって来るね。


街は明るさを取り戻し、

忙しさも忘れ飛び交い、混じり合う。



キミは気付いてたのかな。



あの日


凍えそうな身体を寄せ合ったのは、

気持ちも凍えそうだったからなんだ。




もうタイムリミットだよ。


気持ちが今にも溢れそうで。




珍しく出たその言葉が

胸を更に締め付けて、



キラキラしたその光に

全てが吸い込まれそうになった。


意識を集中させた。

何処に向かうかもしらない意識を


この空に届けと


今日も願い

今日も祈り。



まだ知らぬ心の歓びが

芽吹けば

今日もそれを手に入れることが出来たのかもしれないと


幾度も想い

幾度も感じ


今日の空にこの意識を見破られた。



白い世界に溶けてしまえば


少しは楽になれるかもしれない。