大変だけど、それがベースだと思うのが多分コツ。 | 今日も明日もあさっても。

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鬱っぽい自分の赤裸々な毎日を綴っていきます。

聲の形 という作品を皆さんご存知ですか?


Amazonprimeで観ました。


以前も観たことがあって、今回2回目でした。


本当に良い作品です。

是非、観てない方には観て頂きたいと思うアニメ映画です。


最後のテロップで、制作は京都アニメーションでした。

そしてエンディング曲はaikoさんでした。


2度目に観たら、色々感じる事の多い作品になりました。


一人一人の人間性とかささやかな成長とかを、丁寧に描写してる作品だなと感じました。


主人公の男の子は、耳の聞こえない女の子を昔いじめていて、でも突然自分がいじめられっ子になってしまいます。

段々みんなの顔が見れなくなり、それでも昔いじめていた事を謝りたい。そんな想いで手話教室に足を踏み入れるとそこにはかつていじめていた女の子がー

物語はそんな風に、小学生から高校生になった彼等の毎日を追っていきます。

時間の流れとともにそれぞれの変わっていくもの、変わらないもの。それらを一つ一つ丁寧に描いています。

涙を誘う描写は、耳の聞こえない女の子の声のシーンです。

耳が聞こえない人の発する声が実に生々しくて、有名な声優さんでしたが流石・・と感じました。


数年の時を経て今回観ると、前回よりも幸福な気持ちが残ったのが嬉しかったです。



アニメの紹介が長くなりました、すみません。

決して聲の形作品の回し者ではございません。

が、おすすめです・・・(´༎ຶོρ༎ຶོ`)


絶対見て欲しい・・・(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)


この、耳聞こえない女の子の声聞いてると、思い出す記憶が私にもありました。


私は20代前半の頃に風俗にいたのですが、そこにいた女の子もまた、同じように耳が聞こえない子でした。


源氏名は「まい」。

まいちゃんでした。


小柄で小さくて、黒いボブヘアーの目がぱっちり輝いてる女の子でした。

その子がまさしく話す時に、この作品のヒロインと同じように喋るので蘇ってしまいました。


まいちゃんは、私がそのお店に在籍してる間ずっといたわけではなく、一時的にしかいなかったけど、裏表のない良い子だったのは皆んな感じてました。


というかほとんど裏表ない子ばかりでしたね。

初期の頃は、ですが。


冗談混じりになりますが、そのお店でも女の子の入れ替わりはちょくちょくあり、例えるならまるで恐竜が生きていた時代の三畳紀 さんじょうき」「ジュラ紀」「白亜紀」

みたいな感覚でした笑


みんなどこかで元気に息してるのかな。


生きるって大変だ。


こうすれば簡単だ、楽だと思うから大変なんだ。

単純な人生なんてないんだ。


でもみんながとても生産性のある毎日を送っているかのように映る。

無駄がなくて、常に輝いていて、洗練されていて。

私は亀のようにノロい。

ノロノロと進んで、数日後には何歩か後退する。

そんな人生を繰り返してるから、一向に成長してる気がしない。

周りと同じ現世を生きてる気がしない。

いつも取り残されてる気分だ。


一人で頑張って。

それも疲れた。

出来ないから。

苦手な事も多くて。

それでも取り組むんだけど。

つまづく事も前進なのかもしれんけど

つまづく度にまた苦手意識が生まれる。


他人との距離もわからんし、

他人には些細なイライラしてしまうし、

母親への二極化した気持ちを統合出来ないし。


困ったもんだ。


もう少し上手く人生生きれる素質持って生まれたかった。


不器用だからって、そんな私を見てくれる人はどこにもいない。


世間は忙しい。

世界はひっきりなく進んでる。

みんな着いてくのに精一杯だ。

どんどん世の中が変わっていく。

時代は便利になっていって

手間のかかる事がどんどん隅っこに追いやられていく。

でも、便利な物に囲まれていると心が空虚になる。

むしろ遠回りしてるような作業に手を付けている方が、「今生きてるなぁ。」って実感したりする。


目的までの手順をショートカットするツールは、私の心をロボット化している。

そんな気がしている。


どこまでそんな媒体と仲良くなるかの線引きをしないといけない。

心穏やかに生きていく為に。

便利すぎる世の中も考えものだ。


食洗機なんて無くてもいいと、最近やっと思えた。


まだ手の込んだ料理はチャレンジ出来てないけど。

車の免許も車本体もないし。

パートナーもいないし。

人付き合いこの上なく希薄。

一般的なアラフォーの階段はまともに登ってないんだけど、それはもういいかな。


なかなか一人で問題を解決していくのは難しいけど、それが人生なんだと思えばいいし、思う他ない。

 





タイトル【死にゆくうさぎさん。】


死んで土に返ったうさぎはまた、新たに誕生して死んでいく。

悲しいループを繰り返すという、浮かばれない絵。



それではまた。