【オーストラリア限定車】トヨタセリカ 白い稲妻 | スラッシュ1529
海外のサイトにまだ知らないセリカの情報が!


以前、北米にてST165IMSA GTチャンピオンという77台限定車がある事に驚きました。
以前の記事


今回、オーストラリア市場(おそらくオーストラリアとニュージーランド)で限定車がある事を発見。

オーストラリア市場向けのグレード構成はシンプルで2つのみ。

NAの2.0Lエンジン搭載車しかなく、GT-FOURに相当する4WDターボはラインナップされていませんでした。

グレード

ST:3S-FE搭載(4穴ホイール、日本で2.0Lで4穴に該当するグレード無し)

SX:3S-GE搭載(日本のGT-R,北米のGT-Sに相当)


限定車【SX White Lightning】の解説

The limited edition SX White Lightning with all white bumpers, side protectors and wheels was offered in 1989. Inside, it featured cruise control (automatic models only) and the same sports seats used in the ST165 GT-Four, but was otherwise identical to the SX.

訳:1989年には、バンパー、サイドプロテクター、ホイールをホワイトで統一した限定車SXホワイトライトニングが設定された。室内はクルーズコントロール(オートマチック車のみ)とST165GT-Fourと同じスポーツシートが装備されたが、それ以外はSXと同じ。


ヘッドライトとフロントグリルにかけて白いラインが入るのがIMSA GTチャンピオンと同じ手法です。

フロントパンパーが GT-R相当なので、GT-FOURのようなフォグランプは無し。フロントスポイラーがノーマルと同じ黒ですが、ここはせっかくならホワイトに統一すればいいのに。


サイドモールが黒から白に。

ツインカム16バルブの文字がホワイトライトニングに変更。

ロッカーモールもノーマルとおなじ黒ですが、ここも白にすればよかったのに。


こちらはエアロ付きの車両。詳細は不明ですが純正ではなく後付けエアロでしょうか?

このエアロ形状はIMSA GTチャンピオンに似ている感じです。


もしもレプリカ作成する場合、ドアのホワイトライトニングの模様を再現するのが大変そう。


内装色はGT-FOURと同じ黒


これは販売時のチラシのようです。

Moves like lightning So should you

稲妻のように動く?


日本で「白い稲妻」といえばシルビアのキャッチコピーの印象が強いです。

オーストラリア現地のTOYOTAで決めたのか?日本側で名付けたのか?

全セリカが愛知県の田原工場で生産されていたことを考えると、輸出前にこの完成車が日本の港に停車していたというのを想像すると感慨深い。

89年製造ということは、モデル末期の在庫処分で特別仕様を作ったのか?などと妄想も膨らみます。


どうやらホワイトライトニングシリーズはT18系でも存在するようです。


現存するなら実車みてみたいものです。