「サーキットの狼 熱狂伝説」という20年ほど前に発行された本を購入
既存の情報が多いのですが、編者さんはかなり熱を入れて執筆されたのではと伺い知れる内容でマニア的にはやはり入手出来て良かったと感じました
私はキラリと光る渋い脇役が好みなので、登場人物の紹介ページに記載のあった影法師の会長についてスポットを当ててみたいと思います
サブタイトルは隠れた実力派ドライバー
劇中では、当時の暴走族三大勢力
・ナチス軍
・極道連
・影法師
この中で落ち目のチーム?というポジションで描かれています
そんな影法師のリーダーたる会長とは…
第一話から登場しています
初登場は、極道連に追われて、やっとの思いで自分のナワバリまで逃げ切った後に、単独で登場した主人公風吹裕矢を勧誘するというシーン
この時に乗っている車は国産車でしょうか?ランボルギーニウラッコはここには見当たらないようです。
そこへ風吹がスピンターンしながらやってきます
落ち目のチームを浮上させる目論見もあって、風吹を会長の次に偉いと思われる副長ポジションに提案しますが、このオファーは、迷いもなくアッサリ断られます
極道連のメンバーなら、この風吹の態度に対して、メチャクチャ怒ってどんな報復を企むか分からないところですが、影法師メンバーは意外と大人しい
立ち去る風吹に対して
うっ…という反応
次に登場するのは公道グランプリ
スタート時には誰が運転しているのか明記されていませんでしたが、最初からトップに立っていたのがランボルギーニウラッコに乗る影法師の会長でしたしかも前年度覇者のピーターソンを抑えて!
会長の最初の見せ場はプレッシャーに負けてスピンしてしまうシーン
この後、細かいことは描かれていませんが、立ち直ってまた走り出した模様。
次に東名御殿場インター前のバラライカにギャラリーが集まり、影法師メンバーたちが旗を振って応援しているシーン。
ピーターソンに続き2位でバラライカ前を通過。
ギャラリーの1人があいつは富士のフレッシュマンレースに出ているくらいだからなというセリフから、やはり隠れた実力派ドライバーということでしょう。
単なる暴走行為をしている人物ではないことが判明します
それにしてもサーキットでレースに出ているということは、サーキットライセンスを取得しているでしょうし、本来は公道で暴走しちゃマズいですね
ピーターソンとのトップ争いになりますが、悪意あるブロックに阻まれ続けていました
公道グランプリ中では、ようやくこのシーンで影法師の会長の顔が描かれました
ピーターソンを抜きにかかった時に、悪意のハバヨセの餌食に
大事故でしたがすぐさま脱出できたようです
しかし高価なランボルギーニウラッコが炎上
事故現場に風吹が通りかかった時にフラフラと前に現れます
汚い手段を使うピーターソンに対する、読者の気持ちを影法師会長が代弁してくれました
結果的には風吹はピーターソンに勝って、会長の敵討ちには成功したので、レース後に感謝してくれたかも
会長最後のセリフは
たのむぜ
ロータスの狼
落ち目のチームとはいえリーダーシップもあるようですし…、ウラッコ買える財力もある。
活躍シーンは少なくて影薄いですが、
案外イイヤツって感じがします