第347話
おはようございます
菊水千鳳です
続きまして、境内にある
《伴緒社(とものをしゃ)》の前に立ちました。
こちらには保元の乱の際に、
崇徳天皇方に馳せ参じた
源為義(ためよし)・為朝(ためとも)父子をお祀りしています。
両者とも武道の達人と称されています。
源頼朝さんや源義経さんの
祖父と叔父にあたる方です。
弓矢の達人である為朝さんの左腕は、右腕より12センチも長かったと言われています。
しかも、身長2メートルを越す大男だったそうです。
このお二方はお互いに反目し合う仲になってしまったようですが、こうして一緒にお祀りされていますので良しとしましょう。
源為義さん・為朝さん
【 やり方が不味かったんじゃ
(お互いに)気まずくなってしまった
要するにㅤ仲間割れだな
本来ㅤ味方になるべきはずであった
きっと歴史をみれば
分かってくれるだろう
弓においてはㅤ誰にも負けん
力の強さ
ここが大事じゃ
一般の人と違うところを
みせてやろう】
と言い、
弓をぐいーんと引いてみせてくれました。
源為朝さん
【 人に当てまくってたからの
これだけ(腕が)長くなった
(練習を)止(や)めろと言われても
止(や)めんかった
ここに来られる参拝の方には
来た方々にはㅤそれなりに
面倒見てやるぞ
物事の善し悪しは
言いたくはないが
それなりの出来事が
あったわけだ
そうした経緯あって
ワシらはここに祀られている
存在の証を伝え申せ
よくわかるな
ワシらには(戦や敵味方の)善悪というのは
よくわからんが
つとめさせてもらった
勝負事にはㅤめっぽう強いからな
負けん気がある奴は
ここに来るがいい】
メッセージが強気で頼もしいです。(ぜ、絶対に喧嘩したくない相手です、はい💦 よ、宜しくで〰️す💦)
(前回の伴緒社での様子は
第240話にもあります。)
🐲続いて、
《潜龍社(せんりゅうしゃ)》です。
ここにはこちらの立て看板の通りの龍がいらっしゃるんです。
体色は、黒がメインで 喉元から腹が グレーの
穏やかな、健気な龍です。
龍
【 何よりも心が大事だ
小さな災いが降りかかろうとも
それに とやかく囚(とら)われずに
過ごすことが
賢明な努力としなさい
心穏やかに過ごすことが
出来るようになれば
さりとてㅤつまらぬ事だと
気付くだろう
災いが起きるのを小さくすること
悪い策略に呑まれぬよう
事を小さくしていくこと
これが大事な役目
つまらん喧嘩はㅤせんようにな
心 努めていけ
苦労もかいあってよい事だ】
更に、
【 昔は井戸があった 】
実際に裏に回ってみたら、本当に井戸がありました。
更に更に、
【 水を司っていたけれど
今は人との見えない繋がりを
結んだりする役目をしているよ
あんまり人前に出るのが
好きではないけど
笑うのが好き
笑いあるところに
福 来たるㅤという言葉が
その通りだと思っている
望まない人との縁も
あると思うけど
笑っていれば
事態は好転するからね】
潜龍社の龍神の力は、
《家系にまつわる
諸々の悪縁を水に流し
「良縁」と成し
病気平癒 事業隆昌など
寿福長命に霊験あらたかな神として崇敬されています。》
と記されてあります。
悪縁が良縁に切り替わると、他の様々な良縁が舞い込んで来ることになります。
ㅤ再び、拝殿の正面に戻って
崇徳天皇さまの前に来ました。
崇徳天皇さまも負けじと先程より体を大きく見せていました。
為朝さんの身長2メートルに対抗したかったのかな?
(ちょっとお茶目な崇徳天皇さま)
崇徳天皇さま
【 奥の狛犬も見てくれ
かわいくも さしたる力を持っておる
皆が皆ㅤ優しい狛犬ではないからな
淳仁も穏やかな顔をしておる
(↑遠くて見落としがちですが、拝殿の前で崇徳天皇さま、淳仁天皇さまを護るように、威風堂々と座っていました。)
更に、
(日本に対して)
差し迫った問題
日本は抱え込むことになるだろう
ワシらの素晴らしい生活基盤が
危うくなる可能性がある
可能性を秘めている
争い事を秘めておる】
争い事とは…
今後の世界情勢をみていきましょう。
ㅤ崇徳天皇さまは、前回の日記にも書きましたが、日本国を護ろうとしているのです。
天皇は国家の象徴であり、代表でもあるのですから。
一度は怨霊と化した崇徳天皇さまが、今度は国を護るために、ご自身の類い稀なる霊力を使っていただけるなら、これほど心強いことは早々ないでしょう。
この日記を通じて、崇徳天皇さま並びに淳仁天皇さまが世に伝わることを、また 心の中の、未だある燻(くすぶ)る思いが完全に消えて行くことを願って……。
*最後までご覧いただき、ありがとうございます。
日記に書いてあることは、全て事実(ノンフィクション)です。
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