第317話


こんにちは
菊水千鳳です


 前回の日記の続きになります。


先日の件もあり、怒った俺は
豊栄稲荷の狐さんたちに対して
 『フン』って感じで、波長を合わせないように心を閉ざしていました。

 ところが今朝早く、読者の方から豊栄稲荷神社に関するコメントをいただきました。 


こちらがコメント内容です。

『2か月に一度くらい金王八幡宮と豊栄稲荷神社には参拝していますが 一度も怖い思いをしたことがありません
むしろ 紙垂を揺らしてくれ歓迎されます
お稲荷さんは大好きでよくお詣りしますが どちらも優しくて温かい感じを受けます
今までお詣りした中では 鎌倉の佐助稲荷さんが厳しい気がしますが まずは自己紹介をし祝詞をあげ礼を尽せば快くしてくださいます
関東総司 王子稲荷神社へはいかれましたか?
その際の順番としては 王子装束稲荷神社が先ですが。』


ㅤコメントを読み、少し豊栄稲荷について思いを巡らしていたら、
あちらの方から狐さんたちが
俺の部屋にやって来ました。
いや、やって来られました。


よく視ると、中央の目の前に
主犯格(車を運転中のスピ友さんの仕事の邪魔をしてきた狐さん)が
社殿と共に現れました。

俺から見て左側に4匹の子狐さん、右側に5匹の子狐さんと
1匹の中狐さん、
後ろ側に中狐さんが左右に1対、

そして、更にその奥に、
凛々しい狐さんが左右に1対が現れました。

両ほっぺたに、まさに筋金入りの赤い筋の入った主犯格が話しかけてきました、



主犯格の狐さん

【 やはり こちらから出向かないとダメか……】と。


よく視ていたら、社殿奥から
ウカさま(ウカノミタマさん)が
ゆっくりと現れ、降りてきました。



ウカさま

【 出始めが悪かった

仕事は(ある程度は)任せてある
 
由緒ある稲荷社であることを伝えたかったのじゃろう 

つまらぬ形の喧嘩は止めましょう】




『車の運転中にあんなことされたらどう思う?
事故を起こしたらどうするの?
こちらは本気になるよ』


ここで暫し、気まずい沈黙……



ウカさま

【 そういうことの面では
悪かったと思うておる 

心配するのは無理もないことぞ

そんな酷い目にあわせるつもりではござらんかった 

ほんの一時であったのだろて】




『そちらこそ礼節をわきまえることだよ 
人のことばかり言ってらんないよ
 
俺たちの方も、確かに道中で立派な神社があったから、無視するのも悪いと思い、ついでに寄ってみよう、という軽い気持ちであったことは謝りました』



ウカさま

【 (お主の)刀を出させてすまんかった】



主犯格の狐さん

【 いきすぎた ごめんなさい】
とペコリ。


この瞬間、
主犯格の狐さんと俺との間に
ウカさまが両腕を伸ばし、
両手のひらをそれぞれ
俺と主犯格に向けて、やり合わないように制御して仲裁してくれました。



『了解

俺たちこそ 立派な赤い鳥居に惹かれて 軽い気持ちで伺ってしまったことは申し訳なく思っています』



ウカさま

【そっとしておいてあげてな
神に仕える身である】



主犯格の狐さん 他

【何かお詫びがしたいのだが…】




『えっ?いいの?そしたら……』




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