第293話
川越七福神巡り~その5
《妙晶寺 弁財天さん》
こんばんは
菊水千鳳です
前回の日記(その4)の続きです。
ㅤ続いて向かったのは
《 妙晶寺(みょうしょうじ) 》です。
ここではSさんよりちょっとだけ先に妙晶寺の本堂の前に到着し、手を合わせました。
ㅤ俺はてっきりこちらに
弁財天(べんちゃん)が祀られていると思い、何ら情報を知らずにお参りすると、べんちゃんが目の前に現れました。
ㅤ霊視すると、いつもの優しい
腕が2本のべんちゃんではなく、 何本も腕を持ち、さらに 各腕にはそれぞれ武器のようなものを手にしている姿に視えました。
ㅤ本堂の扉は閉まっていて、中を見ることはできませんでした。
Sさんが来ました。
今 視えたことを報告すると、
べんちゃんが祀られている場所は
本堂裏手にある《弁天堂》だと教えてくれました。
どうやら、べんちゃんはワザワザ本堂前に早めに姿を現してくれたようでした。
(サービス精神か(笑)?)
今度こそ 正真正銘のべんちゃんがお祀りされている弁天堂の前に立ちました。
ㅤガラス越しにお堂の中を覗いたら、祀られているべんちゃんの姿を版画にした絵を見つけました。
その絵にはなんと、8本の腕を持ち、各腕に武器を手にした
強者べんちゃんが描かれていました!
俺が視たべんちゃんと瓜二つでした!
腕が沢山、視えた通りでした。
ㅤ由緒書きを読むと、川越城を築城する際、弁天堂が裏鬼門に位置していたので、鬼門除けの守護神として崇敬されたようです。
シャキシャキしたべんちゃんの登場です。
べんちゃん
【このスタイルでないと勝てない
勝ちに行くことができないため
このスタイルでいる
様子を伺っているよ
そうすることでワタシはここにいる】
と、今までお会いしてきた
…お優しいべんちゃんとは違い、
勇ましさ、たくましさ溢れる波動を有していました。
まるで男性顔負けの女兵士のようでした。
べんちゃん
【しっかり見分けることができたな
このまま まだ帰ってはいけない】
と何やらちょっと待って、と足止めされました。
何がどうなるか、と様子を見ていたら、
べんちゃん
【用意してきたものがあります】
と、
口調がいつものべんちゃんに戻りました。
べんちゃん
【これはワタシが用意したもの
今朝 新たに作りましたものです
どうぞお持ちください】
そう言って、べんちゃんから
直々に手渡されたのは、
赤と白の羽根の破魔矢でした。
矢(棒)の途中には 4~5文字の梵字が書かれていました。
(波動でできているので、三次元的には見えません)
今回は俺を含めて4人なので、
4本いただきました。
この破魔矢の用途は 戦いに使うのではなく、必要なときに使うようにとのことでした。
こうして 8本腕のべんちゃんに
サヨナラを言い、そこをあとにしました。
ㅤ弁財天はインドではサラスバティーと呼ばれています。
時には戦う姿勢を持つ天部の仏様です。
ㅤある時、俺は参拝していて聞いてしまいました(笑)。
べんちゃんは自分のことを
【サラ】と呼んだことを…。
んまぁ【サラ】も可愛いけど、
【べんちゃん】のままで良いかなぁ。
ㅤ続いて、最後に向かったのは
《 蓮馨寺(れんけいじ)の福禄寿さん 》です。
川越七福神巡り
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