きくれいの神社紀行外伝
《富士急ハイランド☆絶叫マシン紀行①》
~対戦相手:FUJIYAMA~
現在休職中の事務所には
社員旅行という行事がありまして
昨年までは義務的に参加しておりました。
昨年は伊豆~横浜。
2日目の自由行動で富士急ハイランドを選んだのは、
年甲斐もなくジェットコースター好きだから。
しかも“日本一の絶叫度”といいます。
そして、昼休みには近くの
北口本宮冨士浅間神社まで足を伸ばす心積もりなのです。
平成29年6月9日(金)9時半に現地到着。
一番手・フジヤマ(FUJIYAMA)を目指します。
一般的な箱形座席のジェットコースター界では
トップクラスのスペックを誇るらしく
「キング・オブ・コースターズ」
とHPも謳っているのです。
・
訪日客に交じって30分待ち。
いよいよ順番を迎えたものの
“眼鏡は外してください!”
クリアに見えてこそのスリルではないか!
憮然としますがここは指令に従うより外ありません。
フジヤマが誘導路を登ります。
10.20.30..
10mおきに高さの表示板。
50.60.70..
眼がぼやけていても高さ位は解ります。
もうこの辺で良いのではないでしょうか?
最高地点89mから急降下。
傾斜60度。
最大落差70m。
最高速度130キロ。
これはJR特急サンダーバードと同じ速さですが、
わがフジヤマは窓も天井もないのです。
常軌を逸しています。
頭を左後方に振られます。
急旋回に乗り損ねたのです。
元の態勢に戻せない程の重力“G”
一生の不覚です。
確か『北斗の拳』でケンシロウの拳がヒット、
脳ミソの中身だけが頭の片隅に集って
歪になる画があったハズ。
・・・あれはこんな感じなのでしょうか。
・
もう失敗はできません。
次の下り坂で態勢を整え身構える私。
左右のカーブ、
上下の坂やこぶ、
すべて体重移動で乗り切ります。
所要時間3分36秒。
ようやく波に乗りはじめた48歳・初夏。
(画像はすべて富士急ハイランドHPより)
初戦を終えて同乗者がひとこと。
『あか~ん!クビ持っていかれた~
って叫んでましたね?』
20歳以上離れた後輩にいじられる私。
(つづく・次回も絶叫マシン紀行)