iPS細胞の話題は
まだ覚えてらっしゃるでしょうか?
自身の細胞を
増やすコトから
iPS細胞から
組織や臓器を作れれば
移植しても
拒絶反応がなく、
簡単に言ゃぁ
身体の部品を
無理なく交換できるようになる♪
人生100年なんて言われとる現代、
同じ部品を
何年も使い続けよったら
部品が壊れてきても
致し方ない気がするんは
お分かりいただけると思いますが、
それが
新品の部品に交換できるようになる
っていう夢のような細胞の話じゃったんで、
当時、
すごい騒がれましたけど、
実際の実用化には
時間がかかるんで
忘れかけとる方も多いかもしれません。
そんなiPS細胞、
医療の現場では
実用化に向けて
着々と研究が進んでいるんですが、
目で光を感じる
網膜という部品が壊れて、
視野が狭ぅなったり
進行すると失明の恐れもある
網膜色素変性症の方に
視細胞という細胞にした
iPS細胞を移植した経過が
発表されとりました。
神戸アイセンター病院などで行われた
移植の経過なんですが、
2例の移植で
拒絶反応や過剰な細胞増殖などの
異常は確認されず、
細胞が生着していることは
確認できたが、
視機能の改善、
つまり視力は
ほとんど変わらなかった。
(Cell Stem Cell. より抜粋)
この結果を見ると・・・
見えるようには
なってないんで
希望に添えてないんか・・・
って感じを受けるかもしれませんが、
今回の研究では
まずはiPS細胞の移植の
安全性を確認するコトじゃったんで、
移植したiPS細胞が
問題なく生着していたというコトは
第一段階としては及第点かなと。
もちろん
視力が回復して見えるようになる
コトがベストなんですが、
焦ってはイケません!
一歩ずつ、
歩を進めて行かんと
イケません!
最近、
世間の風潮として
医療にかかれば
治してくれると
思い込んどる方が多い気がしますが、
まだ分からない病気、
まだ治せない病気って
まだまだたくさんあるんです。。。
そんな現実を
踏まえといてもらわないと
医療に対する
変な憤りを抱いてらっしゃる方が多い・・・
科学は進歩し、
医療も進化してますけど、
人間の力なんて
自然の力の前には
まだまだ及んでないんです。
そんな現実を踏まえて
生かされとるコトに感謝して、
親からいただいた命を
なるべく大切に生きて欲しいなと。
もちろん
今回の研究も
次の段階を目指して
すでに
動き始めとるようです。
いつの日か
治療法がなかった病気に
治療法が見付かりますように・・・
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