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第4回新コミックエッセイプチ大賞

アメブロ特別賞受賞作

 

ORICON NEWSさん

インタビュー記事

 

 

強迫症(強迫性障害)のかた全てが

私と同じことをするわけではありませんので

「こんな人もいるんだなぁ」という感じで

ご覧いただけましたら幸いです。

 

同じ病気の方で読むのが辛い方は

無理をしないようにしてくださいね。

 

注意医療に関するメッセージでの

個別のご相談はお受けできません。

私は患者ですので、ごめんなさいあせる

専門家にお尋ねください。

 

菊晴です、こんばんはお月様

今日は◆シリーズの補足の補足です。

 

前回はこちら↓

 

 

今回も長文です。

ご家族や周囲の方にも意味が伝わるように

細かく書いたつもりです。

 

今回はお茶だけでなく、

お茶菓子もあった方がいいレベルの

長さになってしまいました……。

もうこんな長さは最後にします(多分)

 

よろしければお付き合いください!

 

  強迫行為が「やるべきこと」になっている状態は「やりたい」とはちょっと違います。あくまで私の場合。

 

 

前回「強迫行為がやるべきことになる」

という話を書きましたが、その際に強く

言っておいた方がいい事がありました。

 

それは、

「強迫行為はやりたくないけど

やっている行動です」という説明です。

やりたくてやっているのなら

悩んでいないのです。

 

 

この点はこれまでに何度も

記事にしてきたので省いたのですが

とても大事なことでした。

 

これを書いておかないと

前回の一記事だけ読んだ方が

「やるべきこと」としてやっているのなら

それは「ただの本人のこだわり」では?

と思ってしまう可能性があるからです。

そうではないことをこの記事で詳しく

ご説明させていただければと思います。

 

 

 

……強迫行為は

頭の中に浮かぶ不安や嫌なイメージを

打ち消すために行うのであって、

進んでやりたいと思うような

そんな楽しいことではありません。

やりたくないから苦しみがあります。

 

 

前回書いた

「強迫行為を正しいものと

思っている場合」ついて。

 

菌やウイルスによる感染を防ぐために

手洗いうがいは大切、などと

一般的に言われている……

そういう「正しい」とされる理由が

少なからず現実的にあるから、それが

強迫行為の後押しになるのであって

強迫行為そのものを

「やりたい」と思っている

わけではありません。

 

 

ただ、

「やるべきこと」のような

感覚にはなるのです。

 

 

ここで一つ、例を出します。

思考の流れ(あくまで私の場合)

 

1、何らかの原因で

自分の手が汚れたと思う。

(自分的に嫌だと思うものに触れた、など)

汚れは目に見えるものも

見えないものも気になる対象。

(※重要 傍から見て

私の手は汚れていないと思っても、

私が「汚れた」と思えば

それは「汚れていること」に

私の中ではなる)

2、その手で何か別のものに触る

3、その触ったものや触った場所に

汚れが移って広がったと思う

(見えない汚れでもそう思う)

4、それらを洗ったり

拭いたりしないといけなくなる

(時間やエネルギーなどの

労力を考えてげっそりする

 

 

そして、触ったものや場所が

汚れたと感じるだけでなく

 

5、それらに誰かが触る

6、その人も汚れる

7、汚染が広がっていく

 

 

……という思考の流れになるのが

私のパターン。

 

この悪い流れを断ち切るために

2番の前に「手を洗うこと」が

「今やるべき私にとっての最善」になる。

 

「やりたいこと」ではなく

「やるべきこと」という

感覚です。

 

 

どうして

「やりたいこと」ではないかというと

心の中では

「細かいことがあれこれ気になる

自分じゃなかったら、強迫行為なんか

しないのに・しなくてすむのに」

という思いがあるから。

星これについてはまた後ほど星

 

4番に書いた

「げっそりする」について。

これはやりたくないからそう思う。

 

 

心から掃除が好きでキレイ好きな人は

げっそりするでしょうか?

目に見える汚れが本当についた場合、

手ならば洗い、どこかの場所ならば

汚れたことに「あーあ」と思いつつも

サッと掃除をして終わる気がします。

(発症前の自分はそうだったから

そう思う)

 

強迫症の私は汚れを広げないために

手洗いや掃除が「やるべきこと」に

感じてしまう。

そして、こういう出来事が

一日に何度もあったり、

他の強迫観念も浮かんだりするので

精神的にも体力的にも疲れているガーン

 

 

見えない汚れの具体例と

汚染の感覚については

アメブロ賞マンガ後編にも

描いています。

絵が古くて少し恥ずかしいですが

ご興味ございましたらぜひ!

書籍未収録マンガです下矢印

 

 

 

 

あくまで私の場合ですが、強迫症は

正常と異常の

狭間にいる感覚でした。

その狭間で精神を消耗していき、

なかなか治らない苛立ちもあり

家族にも強く当たり始めて、

性格が曲がっていったように感じました。

 

 

強迫観念に悩まされている時は

本当に苦しくて……

 

自分に病識がなかったら

こんなに苦しまなかったのではと

思うことが何度もありました。

 

そして、強迫症は毎日が「綱渡り」で

なかなか心が安まる時間が

ありませんでした。

下矢印

 

 

それから、私は

キレイに手や物を洗う一方で、

溜めこみの症状がありました。

それも、おそらくレアなゴミでも保管、

収集するやばい感じのタイプですガーン

 

だから周囲から「潔癖症だね」

と言われると複雑な心境です。

 

自分でも矛盾していることは

よくわかっています。私の場合は

他にも複数の症状があったため

説明がややこしくてタラー

 

 

「潔癖」は

強迫症の一面

だと思っています。

私はそんな感じでした。

 

 

ちなみに現在は、

強迫的な洗浄はしませんが

もともとの性格もあり

手洗いや掃除はわりと丁寧にします。

病的な収集もおさまっていますが

ゴミを捨てることに関しては

未だに抵抗が強いです雷

これはもう、大切なものを失くした

トラウマで……この件は書籍でも

軽くふれてはおりますが、

アメブロ賞マンガ前編に

詳しく描いております。

お時間ございましたら

こちらもあわせてぜひぜひ!

 

 

で、先ほどの

 

 

星「細かいことがあれこれ気になる

自分じゃなかったら、強迫行為なんか

しないのに・しなくてすむのに」

について星

その次はこういう風に思う。

「どうすれば強迫観念がおさまるの?」

と考えて

「強迫観念がおさまる方法」や

「気持ちが休まる方法」を探そうとする。

 

そこから抜け出すには私はコレ!

っていうのが◆シリーズで描いた

この記事というわけです。

下矢印

 

 

  「認知の歪み」について。

 

 

これは前回、説明が足りませんでした。

すみませんアセアセ

 

 

「認知」というのは、

「もののとらえ方や考え方」

のことです。

 

「認知の歪み」というのは

言葉通りだと私は解釈していますが

細かく言えば色々あるので……

注意詳しくお知りになりたい方は

専門家にお尋ねください。

 

 

 

あくまで私の場合の話ですが、

私は親から偏ったものの見方を教わり

その影響で強迫的なものの考え方が

加速した部分がありました。

 

その部分をカウンセリングの先生と

よく話をしていました。

「家でこんなことがあった」、

「家族にこんな風に言われた」とか。

 

色々と気になることはありましたが

私は特に白黒思考が強かったです雷

 

家族にいつの間にかかけられた

観念の枷の詳細については、

今回は長くなるので省略します。

 

 

とにかく、先生と話していると

自分の過ごしてきた環境で

身についてしまった

自分の歪みに気づいたのです。

改善には時間がかかったけれど

強迫的な思考を加速する

一つの原因に気づくだけでも

私は随分と変わりました。

 

……これでもマシに

なった方なんですよ……。

昔はもっともっとひどくてアセアセ

 

 

 

先生がどんな考えで

私のカウンセリングをしていたかは

正確にはわからないのですが、

私に足りないところや問題である部分を

私が自分で気づくように

誘導されていたように感じました。

 

この件に限らず、先生はいつも

私から何かを引き出してくれて

ハッとすることが多かったです!!

(これは書籍にも描いた通りウインク

 

 

……今になって

家族にどうこう言うつもりはなく、

それなりに問題も解消しつつあります。

ただ、自分に影響がないように

私が、家族との心の距離の取り方に

気をつけている部分はあります。

 

 

私も、家族も、そして人間みんな、

多少は歪んでるところはあると思うし

完璧ではない……

 

……いや、そもそも

何をもって完璧というのか、

どこからが認知の歪みというのか、

実はとても難しいところのような

気もするのですが、

考えすぎてもね、という気がするので

この辺でやめます!アセアセ

 

 

でも、

 

自分にとって

認知の歪み言われるもの」

あることで

生きていく上で苦しく、辛いと

感じる部分があるのであれば

歪みは改善して少なくする方がいい!

……私はそんな風に思っています晴れキラキラ

 

もしかしてこれは、強迫の話に

限ったことではないのかも!?

注意これも詳しく

お知りになりたい方は専門家へ!

 

 

 

 

あと、これは

私の興味の域の話ですが……

 

歪みっぽいものが

何らかのプラスに生かせるような

個性的でクセの強い人って

結構魅力的に感じることがあります。

この人のこと知りたいな!

何を考えてるんだろう……

今どうしてこの動きをした?

本当はどう思ってる?

……とか、観察してしまいますキョロキョロ

 

 

強迫症とは関係のない話で、

少々論点がズレますが、

「色んな人がいるから世の中面白い」

というのはわかる気がします……。

(大変なことも多いけど)

 

 

 

というわけで、

 

本当に本当に長くなってすみませんアセアセ

これで◆シリーズについては

ある程度自分の伝えたい事を

書けたかな……と思います。

 

今回のブログも、いつものように

「こんな風に思う患者もいるんだな」

という感じでよろしくお願いします。

そしてまた、

何かを考えるきっかけの一つにでも

なりましたら幸いです。

 

 

お読みくださり

本当にありがとうございました!

 

キラキラ晴れキラキラ晴れキラキラ晴れキラキラ晴れキラキラ

 

 

近況

 

とあるイベントのチケットを

購入しました。

いつ何が起きるかわからないし

行けるうちにどうしても生で

聴きたい、観たいものがありまして。

 

現地で色んなことを吸収して

心に刻もうと思っています。

 

とても楽しみです!

 

 

 

このブログに、

あたたかい方がい――っぱい

集まりますように――――!

 

そしてみんなで、

より良い方向に

向かっていけたらと

いつもいつも願っていますキラキラ

 

 

 

それではまた星

 

    

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コミックエッセイです。

 

※この本では「強迫性障害(OCD)」という

表記を使用しております。

 

 

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