奇想天外な浮世絵新画 柴田竹童
柴田竹童 浮世絵新画 「藪医者」初めてこの作品を見たときに「これ、浮世絵なの?」とびっくりしました。普段から浮世絵を見ている者からすると驚かずにはいられないと思います。でも何とも、とぼけた顔が面白いです。これも肉筆浮世絵の一つとして手に入れたものです。作者は柴田竹童さんという方なのですが、平成の浮世絵師と呼ばれる画家で日本だけでなく世界で活躍されていて、六面画法という独自の画法で描かれた浮世絵新画という新たな浮世絵の形を考案されたそうです。画題は「藪医者」ですが落語や歌舞伎の一場面でも描いたものなのでしょうかね。?藪医者とは下手な医者の事ですが語源をたどると本来「藪医者」とは名医のことを指す言葉だったと聞いたことがあります。たしか江戸時代に養父(やぶ)という土地に名医が住んでいて、とても評判だったために下手な医者達が信頼を得ようと自ら「やぶ医者」を名乗ったために、やぶを名乗る医師は下手だと話が広まって意味が逆転してしまったということですが・・・・。しかしこの話も確かなこととは言えないようです。実際には江戸より古くから藪医者(下手な医者)を意味する言葉が存在していたようなので、諸説色々あるようですが真実は分からないと言えます。まさに藪の中。