北楼金城 中国美人画 「仕女図」
中国の美人画になります。題名は「仕女図」仕女図とは宮廷に仕える女性の風俗を描いた中国の絵画のジャンルですが、上層階級の女性を描いたものも仕女図と呼ぶこともあり、普通に美人画を指す意味でも使われています。中国画なので作者は分からないだろう思っていたのですが、意外に直ぐに判明。金城(きんじょう)(1878-1926)金城。中国近現代画家。原名は紹城、字は鞏伯、拱伯、号は北楼・藕湖。祖籍は浙江省呉興県、北京生まれ。文人一家に生まれ、幼少より画好んだ。山水、花鳥、篆刻、古文辞を能くした。1878年生まれというと明治11年ですね。思っていたよりも古いものみたいです。この作品にも描かれている蓮の花は、いかにも中国らしさをかんじさせます。蓮という花は泥土の中にありながら、その花は清らかで美しく中国では女性に例えられる事もあるそうです。「泥中の蓮」とは蓮が泥の中で清らかな花を開くところから、煩悩や俗世の汚れの中にあって染まらず、清浄を保っているもののたとえとして仏教では良く見かける花です。極楽浄土には蓮の花が咲き乱れているそうです。そういえば中国の昔のテレビドラマの西遊記でも天上界には蓮の花が咲いていました。今の中国のように発展する前の作品なので、特撮も笑ってしまうほどのものですが面白かった。なつかしくて最近YouTubeで少し見なおしてみたけど字幕がないから、一度も見たことのない人は分かりにくいかも。