以前友だちがこんなことを言っていました。
「口うるさい母親に育てられたオトコは人の話を聞かない」
笑笑
一理あるなと思いました^ ^
普段からガミガミ言われていると、耳から入ってくる情報をシャットアウトしようとしてしまいますよね。
音楽も同じで、やかましくて勝手に耳に飛び込んでくる音楽は聴き続けていると耳が拒否するようになります。
音量の大きなライブのことを言ってるんじゃありません。
大きな音に会場全体が包まれる感じを味わいたいときもありますからね。
今 言いたいのは練習のときのこと。
練習って、一番大事なのは「指を動かすこと」ではなくて「耳で聴き、音を想像できるようになること」だと思うのです。
これには、溢れんばかりの音が洪水のように耳に流れ込んでくるのではなく、繊細な気持ちで《こちらから積極的に耳を澄ませること》が大切なのです。
こういう気持ちや感覚で練習しないと、その効果が半減どころかほとんどなくなってしまいます。
「耳が聴きに行かない」練習は時間の無駄です。
ピアノの練習は是非、静かで美しい音、耳が積極的に聴きに行きたくなる音で。