こんにちは、夕陽です。

 

【統合失調症患者が「東大受験」してみようか】にお越しいただき、

ありがとうございます。

このブログは、皆さんへの報告というよりも、僕自身の記録・備忘録という目的で進めるつもりです。

 

統合失調症患者が東大なんて受かるのか?そもそも、受験するところまで行けるのか?

障害を知る人の中には、そう心配する方もいるのは分かりますが、、、

そんなことは、僕も分かりません笑

 

僕がこれから、どうなっていくのか?

興味がありましたら、思い出した時などに訪問してくだされば嬉しいです。

 

現在2024年9月中旬。

受験をいったん、中止します。

延期ではなく中止です。

その理由などは、こちらです。

 

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物理学者はなぜか謙虚に、一般社会へのアドバイスをあまりしません。

理由はいろいろあると思いますが、、

 

数学や物理というものが、どれほど「人間」に関わってるか、、知らないことが大きな理由だと思うのです。

 

いや、知っている、、と言いたいですか?

それならば、まず、今回のお話を読んでください。

世界史と現代政治、経済、人間の心理、哲学についてまとめて一気にお話します。

 

今日のお話は全て、「二重スリット実験」を理解するための必須の「思考」になります

そこから「二重スリット実験の知恵」について繋がっていくので、

どうか疎かにしないようお願いしますね。

 

 

(前回まで)

→→【東大受験理科】二重スリット実験の説明① ~ 物理学者への挑戦状!? ~

→→【東大受験理科】物理学者が傲慢になってしまった理由を、数学を用いて説明する

 

 

目次

・今日お話したいこと

・ロシアへの経済制裁

・ロシアの強さ、日本の弱さ

・国家の強さとは

・国家単位でなく経済圏で考える

・世界史から見る

・「自由」の意味が2つになった

・立場のすり替え

・水戸学というすり替え

・「自由」の行使が、自由の意味を決定する

 

 

 

今日お話したいこと

 

ウクライナ戦争、経済制裁。

日本の理想と現実。

共産主義と資本主義の戦い。

 

そこから、「自由」の意味が2つ生み出されたこと。

「自由」という言葉は、人の思いを表現してるから、そこから生き方への誤魔化し、つまり生き方にすり替えが起き、、

 

これを理解した上で、

もう一度、ウクライナ戦争を振り返ります。

 

「自由」の行使が、「自由」の意味を決定する、、具体例を示し、

前回までに指摘した、物理における「論理の混線」、、を説明しようと思います。

 

 

 

論理の混線、、

物理学者はその論理において、「宇宙は神が創った」と「宇宙は単なる偶然の産物」という大前提をよくごっちゃにした論理を使います。

 

そのために、トンデモ理論を生み出す余地を作ってしまうし、

人々の称賛を浴びることができなくなった、、のですが、、

 

理解しておいてもらわないと、

「二重スリット実験」を説明することができません、、

 

 

ということで、

物理じゃないけど頑張ってついてきてくださいね。

 

 

 

 

ロシアへの経済制裁

 

2022年からウクライナ戦争が始まりました。

日本はNATO側に立ち、ウクライナを応援する、、立場を取っています。

 

日本は、NATO各国の号令のもと、ロシアに対し経済制裁をしています。

戦争開始後にマスコミに出てきた専門家は、こう説明していました。

 

ロシアは苦しくなり、内部で騒ぎが大きくなり、現政権を崩壊させ、戦争は終わるだろう、、と。

 

しかし、、1年以上経って、ある専門家はこう説明します。

経済制裁は市民を苦しませるものでなく、もっと上層部を苦しませている、、と。

 

 

 

思わず苦笑してしまいました、、

 

いったい、どんな経済制裁なんだろう、、

下が苦しくないなら、上だって苦しくないんだよ、、

 

そりゃ、世界の多くの国と対立してるんだから、上だって苦しいに決まってる。

けれど、上が苦しい、、というのは、例えば資源が貧困な国家なんです。

 

 

 

 

ロシアの強さ、日本の弱さ

 

ロシアは、食料自給率は高い。

YouTubeでも、一般の日本人が動画をアップしているけれど、「ダーチャ」というシステムがあるんです。

 

例えば、ロシアと日本の食料自給率が同じ、、と仮定します。

どっちが、「食料に困ってる」って、一般庶民が感じやすいか、、??

 

日本なんです。

たとえ、自給率が同じでも、日本人の方がパニックを起こしやすい。

 

その理由が、「ダーチャ」というシステム。

ソ連時代、政府の誰かが「希望者に、無償で土地(→菜園付き別荘)を与えよう」

(現代では資本主義のために、無償でなく有償、、と聞いたことがあります)

 

だから、ソ連崩壊直前でも週末、モスクワ郊外では帰省ラッシュならぬ「ダーチャラッシュ」が起きていました。

だから、ソ連崩壊後のロシアは、国家崩壊の危機を回避できたのです。

 

 

 

食料を買うのに、疲れた表情でスーパーに行列しなければならない、、

そんな状況の中で、やはり小さいながらも、奪われることのない菜園付き別荘がある、、というのは、人々の心を安らがせるのです。

 

だから、、

たとえ自給率が同じでも、日本に比べ、一般的なロシア国民の心はパニックに強いのです。

 

 

なぜ、ソ連時代の人々(上層部の人も含む)は、土地をもらって「菜園付き別荘」にしようとしたのでしょうか?

まず、ソ連時代後半だったため、貧乏だったから。

見捨てられたような土地をもらっても、日本のようにリゾート気分に浸れる訳でもありません。

だから、自分の手で菜園を作るしかなかった。

 

娯楽に飢えた彼らは、自分たちで色とりどりの花を植え、ベリー、果樹、野菜を植えます。

シベリアタイガの森は、長い冬があり、雪に閉ざされます。

その間に、春になったら植えてみたい花や野菜について夢中で勉強したのだそうです。

 

国家が崩壊しそうな時、

夢中になれるものがあり、目の前に家族が食べられるベリーがたわわに実っている、、

心が安定して当たり前、、と思えます。

 

 

 

 

国家の強さとは

 

国家の強さとは、国民の強さに他なりません。

 

たとえ、ハンニバルを追い詰めようとも、ローマ人がひもじさでヒョロヒョロだったら、ポエニ戦争の結末は違ったものになったでしょう。

 

当たり前なことですが、

どんな理想を掲げようと、大地との関係を軽視し、ご飯すら手に入れられなければ負けるのです。

ラピュタのシータが指摘したことは、いみじくも真実でした。

「土から離れては生きていけないのよ」

 

 

 

だから、国家の強さを考える時、

国民が自分の土地を保証されてるか、、を、考える必要があります。

 

だから、古代ローマでは、

奴隷の売買の時、奴隷が住んでいる「土地」も一緒に売買しなければならない、、と聞いたことがあります。

 

 

 

 

国家単位でなく経済圏で考える

 

加えて、、

「経済」とは、国家単位で考えるのでなく、経済圏で考えなければなりません。

 

ロシアは、ソ連崩壊後、必死に資本主義国家になりました。

だから、地方の一都市にも、マック、アップルの店、スタバ、もちろん、日本の多くの企業のお店も進出したのです。

 

日本とロシアの貿易も盛んになります。

だから、ロシアの「経済」を考える時、日本も考えに入れないといけない。

 

だから、「経済圏」なのです。

お金も物も、人も、ロシアと日本は交流してるのです。

ソ連時代とは比較にならないほどに。

 

だから、、

「経済制裁」に影響を受けるのは、ロシアを含む「経済圏」になるのです。

 

だから、、

日本も、一気に苦しくなった。

(もちろん、それ以外の理由もあります。

しかし、この経済制裁の影響がかなり強い。)

 

資源が少なく、食料自給率も低く、食べ物がなければ外国から輸入すれば良いじゃん?だって、日本は外国から信用あるし、制裁受けるなんて有り得ないっしょ?って言ってる日本。

どんな国より重要度の高い「経済圏」に自分から爆弾を落としたようなもの。

 

 

 

もちろん、ロシアが悪いんだ、、と言う人もいるけれど、

いやぁ、露骨に苦しくなってるのは日本だけど?、、しかも、日本が苦しくなるって分かってる方法で。

 

ロシアに制裁したいなら、せめてロシアが日本より苦しくなる方法でしてほしい、、

単なる愚痴です、、

 

 

 

世界史から見る

 

さて、、

2022年(ウクライナ侵攻)以前、どちらかと言うと日本のジャーナリズムはNATO批判でした。

それだけの理由があったのだけど、「どんな理由があっても侵攻した方が悪い」という意見もあります。

 

問題は、自分の決定や判断が意味すること、、を理解できてるか、、

何も言うな、、なんて言いませんけれど、判断の意味を知らなくて、どうして判断なんてできるのでしょうか?

 

 

 

1991年、ソ連が崩壊しました。

それ以前から東西ドイツの統一など、東欧の自由化が進行します。

 

だから、当時の日本人でも「自由の勝利」という気持ちが湧き上がったと思います。

 

資本主義と共産主義の戦いは、いろんな面があるのですけど、

例えば「欲と思想」の戦いでした。

 

中世ヨーロッパでは、宗教改革によって「欲によるお金儲け」が正当化されます。

(言葉としては、「勤労による貯蓄」です)

 

近代、イギリスを中心に「欲によるお金儲け」によって女性や子どもの不当な労働搾取の問題が出てきます。

そこから、社会主義が生まれ、共産主義、、が生まれます。

 

共産主義は、経済活動の最終形態、、と考えられたように、

その本質は「思想」です。

つまり、欲による資本主義と違い、未だ現実のものではない、、

 

だから、共産主義を支えるのは「思想」になりました。

「思想」を人々に短期間で植え付ける方法は、暴力しかあり得ません。

キリスト教会、資本主義、日本の明治維新(水戸学)、共産主義、、

 

だから、第2党だったボリシェビキはクーデターで政権を奪取、共産党を名乗り、一時的な支配、、ということで、政権に居座ったのです。

 

 

 

「自由」の意味が2つになった

 

さて、、

なぜ、そんな「思想」が人々を無理やりでも強制できたのか?

 

人々の思いに似たものがあるからです。

分かち合い、、困った者がいれば、持ってる者が無償で与える、、

それは、強制されなければ、素晴らしいことです。

 

強制されてしまえば、人々の思いと違うものになります。

だから、共産主義に対抗する言葉で「自由」があるのです。

 

 

 

さて、、問題は、

この「自由」という言葉、あくまで対抗馬に過ぎません。

 

だから、人間の本質を反映した「自由」かどうか、、は、分からないのです。

何人(なんぴと)も侵すことができない、、そんな権利、、「自由」とは限らないのです。

 

 

 

誰もが考えたことがあるはずです。

 

人間の本質を反映する「自由」とは、具体的にどういうことか?

決して、共産主義への対抗馬でも、単なる理想的な言葉でもなく、、

 

そうでなければ、この資本主義の世界ですら生きるのが怖い、、

 

しかし、よく分からないし、ぼんやりしたまま、、

なぜなら、高校でも大学でも必死に誤魔化し(論理の混線、すり替え)の訓練をするのだから、ぼんやりして当たり前です。

 

 

 

「自由」の意味。

ここまで説明しただけでも、全く違う意味が存在します。

 

共産主義の対抗馬としての「自由」ならば、別に土地を銀行に奪われても「自由」は失いません。

けれど、土地を簡単に奪われてしまうのならば、「自由」を行使するのが非常に難しくなる。

 

だから、、

他の人に教わるのでなく、最初から最後まで自分で考えなければならない。

だって、学校の先生やニュースキャスター、YouTuber が政治や経済の話題で話す「自由」は、共産主義の対抗馬としての意味合いなんですから。

 

 

 

ね?

 

共産主義への対抗馬としての「自由」という意味合いで、

これまでどれだけ、人間としての「自由」がすり替えられてきたのか、、

 

これが、条件の混線、論理の混線、、と、僕が言うものです。

 

 

 

疲れた、、

まだあるのです、、

 

 

立場のすり替え

 

ところで、、

立場のすり替え、、というのも存在します。

 

世界史の参考書では、ウクライナ戦争を単に「プーチン大統領は強権によって自由を抑え込み、強国になろうとしている」と説明されてます。

 

参考書では、

ゼレンスキー大統領は、EUなどに近づこうとした、、そして、ロシアは侵攻した、、

 

いやいや、NATOは、ロシアが復興する前からロシアを圧迫するための拡大政策を取っていたけど?

(理由・・新しい秩序の構築のため。Wikipediaにも載ってます)

ゼレンスキー大統領は、NATOに接近して軍事訓練もしていたでしょう?

そして、侵攻直後、NATOに見捨てられて怒っていたでしょう?

 

もちろん、政治の世界ですから、いろいろあるでしょう。

けれど、問題は、世界史の参考書で、ゼレンスキー大統領はEUなどに近づき、、とあるところ。

 

EUならば、経済も活性化するし、良いんじゃない?

 

けれど、彼は内政に集中していないのですよ、だから、貧困地区は顧みられていなかった。

だから、本当ならばEUに入ることすら難しい状況だった。

 

内政をちゃんとしてから、、というのが、EUの基本方針だから。

だから、最初、彼はNATO、つまり、軍事同盟に近づいたはずです。

(拡大政策を取っていたのは、EUでなくNATOでもあったから)

 

ウクライナも、資本主義になってるのですよ?

「自由」??、、自由にヨーロッパ諸国や日本と交流し貿易し、思想や学問、文化の交流もあったけど?

EU??、、内政を先にやろうよ?

NATO??、、軍事同盟だけど??

 

 

 

さてさてさて、、??
 

「勝者が記録する」という世界史の原則が、ここでも良くない「物語」を作っています。

つまり、誰かを敗者にするため「だけ」の論理が構築されようとしてるのですね。

 

勝者→私たち→正義、、というすり替えが起きています。

なんて物理学者は傲慢なんでしょう→なんて人間は傲慢なんでしょう、、と全く同じです。

 

 

 

水戸学におけるすり替え

 

日本には水戸学があります。

水戸学も、「すり替え」のための学問ですね。

 

だからこそ、明治時代、

西洋学問にすぐに馴染んでしまった、、

 

だから、日本の物理学者は優秀でいることができるのです。

水戸学と西洋学問の親和性のせいです。

 

 

 

「自由」の行使が、自由の意味を決定する

 

お分かりでしょうか?

 

敗者には敗者の思いがあり、論理があるのです。

どっちを応援するかは「自由」ですが、、

その「自由」の行使が、自由の意味を決定するのです。

 

 

 

だから、、

物理学の世界では、混乱が起きるのが当たり前、、という世界になりました。

 

私の「自由」は、こうだぁ!、、

目に見えないものを見えるものに置き換えた。

 

気づかなかったから、つまり、無視したから、

条件を無視する「自由」を行使した、、ことに気づかなかった。

 

だから、物理学では条件の混線が起こるのです。

 

 

 

今回は、どうしても理解しておいて欲しい「条件の混線」「言葉の扱い方」を説明しました。

これは、人生では必須の能力です。

 

ですが、物理学で必須の「条件の扱い方」を無視したため、

物理学は、人生で必須の能力に対する影響力を失ったのです。

 

だから、物理学者が本来受けられる栄光を、今は一切受けることができなくなっているのです。

 



つ、つかれました、、

あと1回か2回で終わります、、