こんにちは、夕陽です。

 

【統合失調症患者が「東大受験」してみようか】にお越しいただき、

ありがとうございます。

このブログは、皆さんへの報告というよりも、僕自身の記録・備忘録という目的で進めるつもりです。

 

統合失調症患者が東大なんて受かるのか?そもそも、受験するところまで行けるのか?

障害を知る人の中には、そう心配する方もいるのは分かりますが、、、

そんなことは、僕も分かりません笑

 

現在2024年3月下旬。

受験予定は、11ヶ月後。

 

僕がこれから、どうなっていくのか?

興味がありましたら、思い出した時などに訪問してくだされば嬉しいです。

 

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前回の内容。

今回のテーマの前提です。

以後のヨーロッパの振る舞いを、「人間の行動」として見るための大前提になります。

→→【東大受験世界史】ヨーロッパ中世後期 ~ 14世紀前後 ~ (1)

 

『荒巻の新世界史見取り図 (中)』が基本書です。

「立場」の違いから内容を否定することも多いですが、それでもこの本は参考書として信頼できると思います。

ページ数は、この本のページになります。

今回は、だいたい最初~P30の内容が土台です。

 

(注1)

ここでの内容は、「愛から見る世界史」です。

学問や受験での「支配者が描く歴史」とは違います。

ですから、テストの時は注意してください。

論述でも、その根拠まで書かないと正解になりません。

数百字で説明することは不可能です。

 

(注2)

このブログは、僕自身の備忘録・確認の意味があるので、

勉強する時には、必ず自身のテキストでお願いします。

 

 

 

目次

・アレクサンドロス大王が東に行った理由

・カエサルが西に行った理由

・人類を支える気持ち

・大航海時代

 

 

 

アレクサンドロス大王が東に行った理由

 

上巻でも書かれていたように、

彼は、ケルト民族の長と語り合っている。

 

アレクサンドロス大王は愚かではなかった。

だから、西は「安全だ」と考えたのだ。

 

ケルト民族が平和を愛する、、という状況的な証拠になるだろう。

そうでなければ、心配で遠征などできはしない。

 

ケルト民族に、王はいなかった。

だからこそ、カエサルは苦労したのだ。

王がいれば、征服するなど簡単だ。

王をやっつければ良いのだから。

 

 

 

カエサルが西に行った理由

 

けれど、ケルト民族を滅ぼすのに1000年以上かけている。

王じゃないのだ。

ポエニ戦争との期間の違い、戦い方の違いに注目。

 

賢い集団を叩くには、誰かを潰してもダメ。

現代の戦争が案外簡単なのは、頭を取れば、他は呆然とするから。

 

だから、カエサルはまず侮辱戦術を使う。

『ガリア戦記』は、そのためにあった。

(というか、それ以外の用途など思いつかない)

「今から(自分の出世のために)奴等を滅ぼし、奴等の土地を支配したい」という信念に満ちた人間が、のん気に奴等の生活など描写しない。

分析じゃない。

軍の長ならば、当然、士気を高める、、という目的があるのだから。

 

 

 

人類を支える気持ち

 

前回までに何度も確認したように、

中世ヨーロッパ以後の人類を導く気持ちとは、、

 

人類が自ら愚かになっていく、、願い、

始まりの愛の祈りを背景にしたもの。

 

 

 

カエサルの侮辱戦術があり、

ゲルマン人の大移動があり、

ケルト民族を無視した、ローマ人とゲルマン人の契約があり、

こっちに来れば豊かになれる、、と信じたゲルマン人はイライラし、

キリスト教会は、自然と交流するケルト民族の女性は魔女だ、、と人々を洗脳し、、

そして、薬草に詳しいケルト人の女性を火あぶりにしてしまう。

 

そんな魔女狩りを、感情に任せ1000年し続けたら、どうなるか?

魂が抜けて呆然とし、ずっとイライラし、時々異常な興奮状態になる、、

 

始まりの愛の祈りが、人類をナビゲートし、

この気持ちが、以後の1000年以上の間、人類を導く気持ちになります。

(すでに説明済み)

 

 

 

 

大航海時代

 

そして、、中世末期、

ケルト民族が完全に滅び、キリスト教会に反する学者や、そんな風潮に苦しんでいる障害者がなんとなく標的になった頃、

大航海時代が始まります。

 

イライラはもちろん収まらないし、異常な興奮は続いています。

その理由など、もう誰も分かりません。

 

だから、止まることなく、その異常な興奮は「外」に向かってしまうのです。

これが、大航海時代から帝国主義、そして現在へと繋がる「歴史」の原動力になります。

 

 

P15では、

イスラームをやっつけようとする宗教的情熱が海外に向かう、、とありますが、

その宗教的情熱とやらを支える怨念のような異常な興奮。

 

これがなければ、以後のヨーロッパの振る舞いは説明できません。

キリスト教だけが異常な布教欲求を持っている理由すら説明できないのですから。

 

宗教的情熱が海外に向かってしまうのは、

感情がコントロール不可能になっていて、それが表面に出てきてしまっている、、ことを示しています。

だから、ネイティブアメリカンが欧米人に反撃した場合、欧米人は信じられないほど感情を破裂させています。

だから、虐殺した後にすっきりしてしまい、彼らはよく戦った、、と誉め称えることができるのです。

 

 

この異常な興奮。

冒険欲でも未知への探求心でもなく、異常な興奮が原動力です。

だからこそ、他の人々に酷いことができ、

また、性病もしっかり持ち帰ることができたのです。

異常に興奮していれば、性的にもすっきりしなければ、落ち着かないのだから。

 

 

 

P11では、イギリスにおいて、

農奴の中には領主に対して

「結婚税とか死亡税とかもう負担したくありません」と言って、手切れ金を払い、

農奴身分から脱出し、独立自営農民になっていく、、とあります。

 

これは、「王」が存在することが不自然なことを示しています。

結婚税や死亡税なんか払いたくない、、のは、当たり前。

太古の昔も、同じです。

 

払え!って言われたら、普通逃げます。

逃げた奴隷を探すことは、昔は難しかった。

なぜなら、人口は少なかったから。

農奴一人に、捜索隊など出せるものですか。

つまり、税の徴収はできない。

王が生活できないのです。

 

だから、王権が伸長する前に、自給自足経済が崩れ経済活動が活発化する(P10)必要があるのです。

つまり、お金に依存する必要が。

お金に依存すれば、当然、他者に依存してるのだから。

自給自足は、本来、自立独立していなければ無理です。

つまり、ケルト民族には王はいなかった、、という状況証拠になりますね。

 

 

 

P22には、農奴と奴隷は違う。

だから、農奴には特権がしっかりあった。

ただ少ないだけ、、と。

 

けれど、それまで完全な自由でいたケルト人が農奴にさせられて、

わーい、特権があって良かった、、などと言いますか?

 

だから、ケルト民族を滅ぼすのに1000年以上かかったのです。

農奴の特権で喜ぶようなら、アレクサンドロスは躊躇せずに滅ぼしました。

 

奴隷根性のある人間を許すようなら、大王の称号などつけられません。

 

 

 

今日も読んでくださって、感謝です。

以下は、僕のためのメモです。

 

すみません、次回のためのメモなので、、

スルーしてくださいね。

 

 

 

 

王に権力が集中していく(絶対王政へ向かう)

 

王に権力が集中していく、、とは、

前回指摘したように、人類がより愚かになっていくことが可能になる条件です。

(この言い回しに慣れてください)

 

領主が没落していきます。

(領主=諸侯=貴族=騎士)

 

教皇権の失墜。

教会大分裂(= 大シスマ)

教皇が2人(時に3人)立つ、、40年間。

→ 呆れられる → プレ宗教改革

 

 

 

イベリア半島(スペインとポルトガル)では、

12世紀十字軍の時代、レコンキスタが盛り上がる。

 

レコンキスタ・・イスラームをイベリア半島から追い出そうという動き