ウェディングブーケ | *the FLOWER YARD by kiko*

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ロンドン、チェルシー『the FLOWER YARD 』から始まったkikoのフローリストライフ。ジェーンパッカー、マックイーン、コンスタンス・スプライ他ヨーロッパへ花留学。帰国後国際協力サロンで始めたクラス、現在は大森で気ままなフラワー会に。花と私…のblog.

先日、ウェディング前の撮影用ブーケを作ることに。知人の紹介で、ある方の息子さんのお嫁さんになる方に、義理母さまからのサプライズギフト。


あまり結婚式ブーケに拘らないお嫁さまは、レンタル造花ブーケだと無料だからと、撮影のブーケは作る事を考えていなかったのだとか。

その話をきいた義理のお母様が、欲がないのはわかるけど、それは残念すぎる‼︎生の花はやっぱり違うからプレゼントしたい‼︎との相談でした。


ボルドーのドレスに合わせて、本番は色ブーケ1種のみだというので、いくつかご提案しましたが、一押しな色味はベーシックなホワイトグリーン、そちらで決まりました。


歩くたびに、ベルのように揺れる、グリーンがいっぱい、香りの良い春ブーケです。

義理のお母様の結婚式のお話をきかせてくださいました。花は胡蝶蘭。ちなみに妹様はカラーの花でウェディングで、当時は3回もお色直しをしたりと、とにかく派手なお式だったとか。

なので、ウェディングブーケにそれ程拘らない、欲がないお嫁さまに、時代の違いを感じて本当に驚かれたとか。


義理母様が、本当は金色を入れてみたいな…と呟かれていたので、チラッと金の細いリボンをブーケもブートニアにもアクセントに加えました。


受け渡しの当日は、“自分の結婚式みたいに嬉しい❤︎”とキュートな笑顔をされ、リクエスト通り約束の駅で手渡したブーケを直接持ってホテルに向かわれました。


あまりブーケに興味がなかった主役のお二人も、とても喜ばれたと聞いてホッとしましたが、

主役のお母様方のお2人や周りのスタッフさんの方がブーケ話では盛り上がったそう。

ワクワク、幸せな気持ち包まれて興奮気味でした!とのエピソードは、微笑ましかったです。 


翌日は雪でしたが、この日は陽がしっかりと出て爽やかな晴天。気持ちの良い日でした。