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木工房 KIKKA WORKSのブログ

キッカワークスの家具制作風景から日々のことまで。

6/21・22に開催されるクリエイターズマーケットへの出店に向けて、オリジナル小物の製作を進めてます。
前回は1ブースのみでしたが、今回は2ブース(2×4m)にしたので、小物と少し家具の展示もしたいと思ってます。

去年出品した小物だけでなく、少し新作を作りたいと思っていました。
今回の新作テーマ素材は、フェルトです!
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切ったり貼ったり、布や革のように使えますし、意外と強度もあります。
このフェルトをうまく使って、少しポップで、お気楽ですてきなモノを作りたいと模索中。

こういったブツ切りとなった端材、無垢の塊もうまく活かしたい。
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試行錯誤を繰り返しながら、やっとアイデアがカタチになりつつあります。
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無垢と発色のよフェルトの組合せはとてもキレイ。

どんな商品になるのか!
久しぶりの直接販売なので、今からすごく楽しみです。
天板の加工が済んだので、次は脚です。
今回は少し特徴的な脚のデザインです。
三枚の板が中央で交わる形なので、どのように材を固定するかが課題でした。

これは1/5模型を裏返した写真です。
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三角形の部材に固定するイメージはあったのですが、無垢材で三角形を製作すると、どうしても繊維方向的に弱い方向ができてしまいます。
強度を満たした上で、どのような方法なら加工・組立がスムーズにいくか、天板を加工しながら悩んでました。

結局、中央の三角形の部材を三等分したものを三枚の脚それぞれに固定し、それらを正三角形のヤトイで繋ぐことにしました。
これなら繊維方向に正しくホゾを作れますし、見えないところで抜け止めの加工も可能です。

三角形を三等分した部材。
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脚の枘穴加工。
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家のようなカタチの部材が三つと、正三角形のヤトイ。(一番奥は端材です。。。)
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脚に”家のような部材”を固定したところ。
これらを写真のように三角形のヤトイに差し込んで行きます。
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中央部にぴったりと差し込んでいくのは至難の業でした、、、
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接着後、天板をのせてみました。
少しねじれが出ましたが、調整の範囲内です。
体重をかけても接合部が動くことはなく、強固に固定されていて安心しました。
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こんなかたちで、特注製作は試行錯誤の連続です。
なかなか効率よく進みませんが、製作のおもしろいところでもあります。
円形テーブルの加工の続き。
天板の板矧ぎをしたら、いよいよ円形にカットです。

まずはベニアをコンパスに直径1200mmの墨付け。
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これを基準に少しクリアランスをみてジグソーでざっくりカット。
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ほぼ円形になりましたが、ここからが少し時間と神経を使う作業です。
ハンドルーターという電動工具に合板を取付け、円の中心を軸に回転しながら正確な円形のアウトラインを加工していきます。
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これは一気に加工できないので、少しづつ刃の出を深くしながら、ぐるぐると何周も回ります。
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ぐるぐると回って円形天板トリミング完了!
正確に直径1200mmの円ができました。
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以前、模型などの検討段階をアップしていた、円形テーブルの製作に入りました。
直径1200mmのダイニングテーブルです。
樹種はブナ。

まずは板から木取り。
割れや節などの欠点に配慮しながら、天板と脚の部材をとっていきます。
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木目の通りを気にしながら、極力無駄の無いように。

天板は円形なので、もっと合理的に木取りできるのですが、板矧ぎする時に木目を見ながら配置を調整したいので、素直に1200mm角の正方形分の木取りとしました。

天板用の材。
ざっくり削って、風合いや木目の組合せに違和感が無いかチェック。
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一気に板矧ぎ。
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ブナにしては少し白っぽい木肌ですが、今回は素直できれいな木目で揃えられました。

今夜は接着乾燥させて、次は円形にトリミングです。



木材を買いにいってきました。
無垢の広葉樹を扱っている材木屋さんは、名古屋には非常に少ないです。
でも、工房からそう遠くないところに、いつもの材木屋さんがあるので助かってます。

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今回はテーブル用にブナを選びました。
天板になるので、いつもより慎重に選びます。
木目の通り、木地の風合い、反り方、節・割れの有無など、一枚づつ丁寧に。
当たり前ですが、材料の質は製品になったときの品質に直結することなので、時間は掛かってしまいますがこの選別ができるのは本当に有難いことです。

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うまく木取りできるといいな。