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木工房 KIKKA WORKSのブログ

キッカワークスの家具制作風景から日々のことまで。

ブラックチェリーのダイニングテーブル、無事納品できました。
大きいし、重たいし、納品先はマンション。。。
搬入経路は確認の上、ぎりぎり大丈夫な予定でしたが、エレベーターに乗せるのが本当にぎりぎりだった~
養生を剥がしてなんとか縦に積み込めました。

無事セットされたテーブル。
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おまけのトレイもブラックチェリー



今回は厚みのある材をつかっただけあり、すごく木の物質感が強く、どっしりと安定感のあるテーブルになりました。

脚と天板のチリを奇麗に製作するのは苦労しましたが、接合部が引き立ってやった甲斐ありです。




ブラックチェリーは色味の変化が早いので、今後どんな雰囲気になっていくのか。
無垢だからこその、経年変化を楽しめるテーブルになりました。
午前中にホワイトアッシュを買いに行きました。
すごく良い天気で、汗ばむほど。
太陽の下で板選びをするのは気持ちの良い
作業でした。

造作用に木取りまで流して、今日はここまで。
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ちょっと大須まで、知り合いの革作家さんの出店に顔出しに行ってきます。

機関誌ですが「建築と社会」という雑誌の四月号に、キツミベビーチェアの記事を掲載して頂きました。

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一般に目に触れることの少ない雑誌ですが、KIKKA WORKS としては初めての掲載です!
モノクロなのが残念。。。
ダイニングテーブル、順調に加工が進んでます。
天板板剥ぎし、鉋がけするとつやっぽく光沢がでます。

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このあとサンディングペーパーで木地調整をして、天板と脚の組立です。
組立は一番緊張する作業。
隙間無く接合できるか、垂直水平はしっかり出ているか、傷をつけること無くスムーズに接着するには色々なことに配慮が必要です。


次に製作する予定の、円形テーブルのデザインを検討しています。

円形の天板に合わせた脚のデザインは難しいですね。
四角形であれば、”シンプルに”ということで矩形の脚を素直に採用することもできますが、円形に素直な形は果たしてなんだろうか。

四本脚もしっくりこない、中心一本脚で床面で踏ん張った形もなんだかスマートでないし、これなら金物の方がキレイ。

大勢で使えるように、との要望があったので脚の位置も気になります。
脚の数を減らして、3本脚の案を複数検討しました。


丸脚三本案   三角形脚三本案


でも、やはりこれだと3本とはいえ、脚の位置が気になることには変わりません。
お客様からの意見を参考にしながら、再度ご提案したのでこれ。


三枚の板が、プロペラのように中心で組合わさるカタチ。
模型でも検討しました。



目線の高さ、角度によって見え方が少しずつ変化するのが面白いです。
お客様からもこの方針で了解頂けたので、ディテールを詰めていきたいと思います。

アイデアが決まれば、後は走るのみ!

ps. 三角形脚三本案も個人的に気に入っているので、いつか製作したいなぁ