何に対してもそうですけれども、
物事に対してどう捉えているか
どんな思い込みを持っているかは
その物事に対して影響を及ぼします。
例えば側湾症の方の場合
骨が動くことに対して
軽く捉えるっていうのはすごく大事で、
例えば、
〝骨はなかなか動かない〟
〝何年も(運動を)やってようやくちょっとずつ動く〟などと
重い捉え方をしていると、
実際そういう風に体は動いていきます。
逆に、
〝骨は簡単に動く〟
〝骨は1週間、1ヶ月でも
やればやっただけ必ず変化する〟
と設定、軽く捉えていれば
体の反応、骨の動き方は変わります。
私自身、(側弯症を)絶対自分で治してやる
っていう思いが強かった分、
〝必ずやればやるほど骨は戻っていく〟
〝今日1日ヨガをするだけでも骨は必ず改善していく〟
という、後者の思い込みがありました。
(もちろん、何もしなければ何も変わらないですが笑)
で、実際(側弯症改善の為の)ヨガレッスン
で何をしているか、というと
湾曲を矯正するための運動療法として、
主に2つを行っています。
①背骨の湾曲を矯正し、
体幹の筋肉を鍛える。
例えば、右胸椎側弯症の方は
上体を左に倒すと湾曲のカーブは軽減し、
右に曲げると湾曲のカーブは増強します。
(図を書いてみました↓)
伝わりますかね?
角度を付け足してみました。
これは動きの一例ですが、
この作用を活用していきます。
②背骨の湾曲によって生じる
体のねじれを矯正する。
私は腰仙椎が右に湾曲していた為、
腰部が右に大きく捻れていました。
なので足を伸ばして座った際(長座)、
右足の小指は右の床にほぼ着きそうでした。
(左足先はまっすぐ立っているような感じ)
この角度がヨガの前後などに
左右45度の開きになるよう
少しずつ戻っていくのを観察するのは
自分の状態を知る一つの目安にしていました。(今は元に戻りました)
胸椎・腰椎・腰仙椎が左右どのように
湾曲・ねじれているかによって
やり方が一人一人違う動きもあるので、
レッスン前に確認し、しっかり把握した上で
お伝えをしています。
対面であれば
手で誘導やサポートができるのですが、
オンラインでは言葉で伝える、
もしくはデモで見せてから一緒に動いて頂く
という感じなので多少時間を要しますが、
動きの仕組みが腑に落ちればお一人でも十分できます。
ぜひ未来の自分のために取り組んで頂きたいです。
何度も行っていれば体が自然と覚えてきます。