聞くということ、受け止めるということについて今日思ったこと | イタリア田舎生活

イタリア田舎生活

北イタリアの田舎町で息子(17歳)との生活日記。
日々の生活を通して見たこと、聞いたこと、感じたこと、神様のこと

コロナ禍によって、オンラインで交流や
様々な処理ができることが
グーンと増えました。
 

息子のオンラインスクールもそのうちの一つかと思います。

 

かつてからそのようなコースはあったかと思いますが、

Web会議サービスのプログラムが発達し、充実し、使いやすく日々改善され、

そして使用する側も、使う回を重ねるごとに工夫し、

とても速いスピードで変化し続けていると思います。

 

様々なことを距離を超えて行う事が出来るという事!

日本で開催されている集会などにも

オンラインでするっと参加することが出来て、本当に感謝です。

 

そんな特典を活かし、

以前不登校のこどもをの親御さんたちが集まるオンラインサロンに参加したことがあります。

 

とにかく、私以外の不登校の子供の親御さんはどんな感じなのか、

知りたかったのです。

 

数ある不登校関係のサロンの中から、その一つを選んだ理由は、

「不登校の子供を持つガイドさんたち(サロン運営者の方達)の体験談を聞く」

と言うものがメインで、

「何かを教えてもらう」

と言うものではなさそうだったから。

 

「なさそうだった」と書いたのは、サロンの説明文を読んで、私がそう感じたからです。

で、実際そうでした。

 

以前の日記にも書きましたが、

息子の学校への行き渋りが始まったころから今まで、(約5年滝汗

本当にいっぱい、いっぱいでした。

色んなことを考えて、悩んで、情報を探して、毎日腹立てて、情けなくなって。。。

 

どうして? どうして? どうして?

 

の毎日。

 

誰かに打ち明けたら気が晴れるかな?

いろんなアドバイス、意見を言ってもらっても、

 

私の心の声は

「そうじゃない!」「わかってくれてない!」

 

違和感を感じるばかりで、イライラするばかり。

伝えるって難しいから。

きちんと伝えられない私が悪いんだけど。

 

そしてそんなわがままで自己中心的な自分にも嫌になり。。。

 

だから、何かを教えてもらう、習得するというセミナー的なものは避けたかったのです。

 

どうしていいかわからない私が頼り続けているのは神様ですが、

とうとう神様にしか話さないようになっていました。

 

私のすべてをご存知の神様が、

私の

愚痴を、

悩みを、

悲しみを、

辛さを、

願いを

聞いて下さる。

 

それが祈り。

 

神様はただ聞いて下さる。

そして、御心を行ってくださる。

 

でも、神様を知らない人たちは、どうなんだろう。。。

 

私が参加したこのオンラインサロンは

私のような方達が多く集っていらっしゃいます。

吐き出したいけど、吐き出せない。

なぜなら、私と同じような経験をしたことがあるから。

 

だったら言わない。

どうせ嫌な思いをするぐらいだったら、黙っていた方がいい。

そして心の中にオリのようなどろどろが溜まっていって

イライラが増すのです。

 

このサロンの特徴は、

ガイドさんたちが、「聞くプロ」。

しかも同じような経験をした、している人たち。

 

サロンに参加して感じたのは、居心地の良さでした。

 

安心して、自分の言葉で、その時の可能な表現で

自分の事を語ることができる集まり。

 

そして聞く人はそれを受け止める。

受け止めてくれるから、安心できる。

 

その「傾聴」のテクニックは

まるで神様が私たちの祈りを聞いて下さることと似ている!

 

息子が生まれた時から「傾聴」について関心があったのですが、

子育てと仕事に追われ、、

子育てにこそ生かしたかった「傾聴」を学べずに今にいたっているわけですが、

ここにきて、やっと気づきました。(振り返ること17年!滝汗

 

息子が私に対してイライラしているとき、

意味不明、支離滅裂なことを言いまくっているときにも

途中で発言を遮るのではなく、

聞いて「受け止める」ことをすると、

 

私が神様に言いたい放題、お願いし放題のお祈りを捧げた後に感じる

不思議な平安と慈しみの小さなかけらなようなものを

彼も感じるのではないかなと。

 

そしてそういったものを皆求めているんではないかなと。

 

特に家族の関係では難しいと思うし、

何度も失敗するだろうけど、

この気付きに何度も立ち返って行くと

いい方向に進めるような気がします。

 

そして、この「傾聴」のこの世のトップスペシャリストが

全地を創造された神様であるという事を

まだ、出会ってない方々に伝えていきたいとの思いが

与えられたのでした。