授業開始! | イタリア田舎生活

イタリア田舎生活

北イタリアの田舎町で息子(17歳)との生活日記。
日々の生活を通して見たこと、聞いたこと、感じたこと、神様のこと

やると決めたからには、一生懸命やってもらいます!

 

という事で、いよいよオンラインスクールの授業の日が近づいてきました。

 

スカイプでの学校説明会から、

願書の提出、

契約書へのサイン、

入学金の支払い、

などなど。。。

 

手順を踏んで、いよいよ校長先生との面談です。

これは逃げ隠れせずに息子が挑むのです。

 

約束の時間にスカイプコール。

 

「ボンジョルノ~!」

 

との声の主は若い女性の先生でした。

 

へー!こんな若い先生が校長先生なのね。

 

この学校はオンラインと共に通常の通学校も運営されていて

規模もそれなりと想像するのですが、

勝手に貫録のあるある程度年齢を重ねた方が校長先生とばかり想像していました。

 

心理学を専攻されていて、学生たちの心のケアにも配慮していると

説明会で言われていた通り、

校長先生もそのことをおっしゃり

まずなぜ息子が不登校となってしまったのかを率直に聞かれました。

 

横で説明する息子。

 

私はホヘ~と聞いておりました。

 

なぜならそんな話、聞いたことなかったからです。

 

私には一言も話さなかった、彼が抱えていた思いを

今、横でつらつら話しているのです。

 

まぁ、100%正直なところかはわからないとしても、

 

あんた、そんなこと考えてたの!ポーン

 

てな感じでした。

 

 

いや、ほんと、思春期の息子って。。。

 

 

この面談で印象に残ったのは、校長先生が

 

「とにかく何でもいいので話してね。

授業が受けたくなくなったら、いつでも知らせて。

どうして受けたくないのかわからないって言うのでもいいから教えてね。

黙って消えちゃうって言うのだけはやめてね。」

 

という事を、じっくりと息子に噛みしめるように語られたことでした。

 

「どうしてかわからないって事でもいいから教えて」

 

って言われた時に

 

「あ、はいっ!」

 

と答えていて、

彼にとっては新鮮なことだったのかなと思いました。

 

遠距離だからこそ、丁寧な対応が信頼を生みます。

 

いよいよ次週から授業開始だそうです。

 

現在のところまだまだ昼夜逆転生活の息子ですが、

朝起きることができるのか…

 

心配事は尽きませんが、

本人の

 

「大丈夫!」

 

との言葉をとりあえず信じて行きましょう。