少し(恐る恐る)進んでみる | イタリア田舎生活

イタリア田舎生活

北イタリアの田舎町で息子(17歳)との生活日記。
日々の生活を通して見たこと、聞いたこと、感じたこと、神様のこと

わからないことがあればとりあえずネット検索。

特にイタリア生活に関しては、ネット情報がとても助かります。

 

先日、親友のローザから偶然にも得た情報から

息子のこの先について、もしかしたら新たな道が開かれるかもしれないと思い、

より詳しく正確な情報を得ようと調べ始めました。

 

学校に行きたくないと言いだした、ローザの甥っ子が選んだ道。

 

それは、

高校中退。

午前中はお父さんの仕事を手伝い、

午後は趣味や勉強の自分の時間。

年度末の進級試験受験の為に、家庭教師は雇っているみたいだけど、

基本的には自習らしい。

 

ローザの妹さんの性格もあるだろうけど、

このすっぱりとした選択。

ローザの甥っ子の決断もすごい。

 

うじうじしている息子と同い年とは思えない。

 

高校中退して、高卒資格を取ると言う道に少し前向きに考えだし、

ネット情報から色々詳細がわかってきました。

 

とにかく、いろいろな教育に関する専門用語を知らなかったし、

頭から「こうだ」決め込んでいたことも多々あったため

驚きがいっぱい!

 

今まで私は、

「高校4年まで終了していないと、高卒資格受験資格はない」

とかってに思い込んでいました。

(ちゃんと記事を正確に読んでいなかった為)

 

ではなく、

「進級試験(学年終了資格試験)は高校に所属していなくても外部から受験でき、

4年生を終了後、高卒資格受験が可能」

という事がわかりました。

(のちに、それも正確な理解ではなかったと発覚!ニヤニヤ

 

その時点で、息子に話してみました。

 

「ねぇ、Privatista (一般人)として学年終了試験って受けれるみたいだけど」

 

「あぁ、Privatistaね。」

と知ってるような返事。

 

なんだよ、知ってたのかよ。

 

「学校、もう行かないんでしょ? このままズルズルいっても、余計行きにくくなるだけでしょ。」

 

「……」

 

「学校やめたら? 」

 

「そ、それは。。。」

 

「又留年しちゃうよ。 

ローザの甥っ子もあんたとは理由が違うけど、学校行きたくないからって中退して、

学年末にPrivatistaとして進級試験受けるんだって。」

 

「……」

 

「ママちょっと調べたんだけどさ、そういう人の為のオンライン学校があるのよね。

オンラインで勉強する気があるんだったら、そういう道もあるけど。」

 

「……」

 

「高卒資格は欲しいんでしょ?」

 

「欲しい。」

 

「だったら、勉強しないとね。でないと高卒資格は取れないよ。

それにオンラインでの勉強は甘くないよ。それに試験も受けないといけないからね。

学校に通ってたら、それなりに進級できるかもしれないけど、試験は点数で判断されるからね。

厳しいけど、頑張ってみたら?」

 

ここまで話して、息子はめんどくせー感を大いに発し、

自分の部屋に閉じこもってしまいました。

 

彼もいっぱい、いっぱいなんでしょうけど、

その態度にまたむかつく私でした。ムキー

(人間が小さい。。。)

 

その後、2,3校評価が良い学校を選び、

資料請求(学費)をしました。

 

どの学校もホームページ上は印象が良く、

親切丁寧な指導、その他売りのサービスを書いてありますが、

比較検討が必要ですし、

学費の差も気になります。

 

結構、カンと印象で決めてしまう傾向がある私ですが、

祈り、落ち着いて、各校を見比べようと思いました。

 

この時点で、なんとなく、これが新しい進むべき道なのかなと

思い始めました。

 

「人間の心は自分の道を計画する。

主が一歩一歩を備えてくださる」

箴言16:9