学校に行っていると思っていたのに、実は行っていなかった…
担任の先生と連絡を取って、
クラス替えをお願い。
その新しいクラスにも行けない…
だって、知っている子が誰もいないから。
私からすると、
はぁ?
って感じだけど、
息子がそんなにデリケートな子だとは思っていませんでした。
それから1週間登校せず…
私は学校に、面談を申し入れました。
こういう時、イタリアの学校ではどの先生とお話しいていいのかわからないので、
(相談内容や、こちらの要望内容によって対応する先生が変わるようです。)
息子の不登校の状況を説明したいので、該当する先生と面談したいと教務事務所に電話をしました。
2日後にアポが取れ、いざ学校へ。
息子には先生とお話ししてくるから、キミの要望は何かあるかと事前に聞いておきました。
約束の時間に到着すると、
2人の女の先生がおられました。
一人は学年主任? もう一人は新クラスの担任の先生でした。
私は一通り、息子の状況と、今までも登校しぶりがあったことなどをはなしました。
本人はクラスに入って行くのに躊躇している。
注目を浴びたくない。
席は一番後ろがいいと言っている。。。
などなど
先生方は私とほぼ同世代と思える方たちで、
お母さん的な思いも込めてお話ししてくださいましたが、
私の最終的な印象は、
イタリアではまだまだ不登校生徒が少なく、彼らがどうして登校できないのか
その理由が明確でない場合も多々あり、それぞれの心の状態が不登校と言う現象を起こしていると
理解されていないというものでした。
それを痛感しました。
そして、先生方は不登校を
「甘え」
と とらえておられるようにも感じられました。
私も、息子があまりにも何にも家のことをせず、
遊ぶだけ、自分の好きなことだけをしている生活を見ていると、
たまりかねて
「怠けるなー!」
と言ってしまう事があります。
強烈、猛烈に腹が立ちます。
言っちゃいけないような事も言ってしまいます。
憎しみがこもってしまいます。
でも、不登校は単なる甘えじゃないんだよぉ。
それはうまく説明できないけど、
毎日一緒に生活していて、いろんな息子の側面や表情を知っているからこそ
わかるんです。
私が高校時代もクラスに1人五月雨登校気味な子がいました。
ただ、学校をさぼりたいんだろうなと思っていましたが、
本当はもっと複雑な思いがあったんだろうと今では思います。
先生方は、息子の要望を積極的に叶えてくださるとおっしゃって下さり
登校初日も、特に何のコメントもしないし、
席も一番後ろにしておくからと。
感謝です。
息子に報告し、明日以降を期待し、祈るのみです。