新学期が始まったものの… | イタリア田舎生活

イタリア田舎生活

北イタリアの田舎町で息子(17歳)との生活日記。
日々の生活を通して見たこと、聞いたこと、感じたこと、神様のこと

こちらはすっかり秋の日差し。

朝晩は上着がないと寒いです。もみじ

 

ワイン用のブドウ収穫も、私の暮らす地域では終盤に差し掛かりました。

近所の道は収穫したブドウを山盛り積んだトラックが、行き来しています。

 

さて、前回のつづき

 

息子は夏休みの間中(と言うか春休みから続行だけど)

毎晩深夜まで遊び、昼過ぎまで寝ている…と言う生活をしていました。

 

さすがにもうすぐ学校が始まると言う頃に、

少しずつ生活リズムを変えていくようにと伝えていましたが、

 

実際は前日まで同じ調子…滝汗

 

大丈夫かなぁ。。。

 

「どうか勇気を出して、息子が登校できるように力づけてください。」

と、祈りに祈りました。

 

いざ当日の朝。

 

いつも通り寝起きは悪いものの、

準備もダラダラなものの、

 

なんとか間に合うかぐらいの時間に家を出て行きました。

 

わーい!

 

学校行った~!爆  笑

感謝~!ドキドキ

 

息子が帰宅してから、あまり根掘り葉掘り聞くのもどうかと思いつつも

気にしていたグループの子たちの様子を聞くと

 

「別に。」

 

ねー、ほらぁー!

ママが言ったとおりでしょ?

放っておいたらいいんだよ!

無視、無視!ニヤリ

 

 

翌日も、遅刻しそうになりながらも登校。

その翌日も、その翌日も…

 

しかし、私の安心は、仕事中に掛かってきた1本の電話であっさり覆されました…

 

 

電話は息子の担任の先生からでした。

 

「あのー。息子さん、初日からまだ一回も出席していないんですが、

お母さんご存知ないんじゃないかと思って…」

 

はい、知りませんでしたっ。ゲッソリ

 

一度息子と話してみて、又連絡をするという事で電話を切りました。

 

チーン

チーン

チーン

 

なぜ?

そんなに嫌だったの?

どうして初日に言ってくれなかったの?

 

そんなに彼にプレッシャーをかけていたのかな。

彼に打ち明けにくい壁を作っていたのだろうか。

 

 

翌日から彼は堂々と不登校することに決めました。

 

私達が話し合った結果決めたのは、クラス替えを再度お願いすること。

そして、それは私が行いました。

 

小学校教諭の知人がアドバイスしてくれて、

「不登校」や「いじめ」と言う言葉をメール文書の中に入れると効果があるとの事。

 

なんだか脅すようで嫌だったのですが、

まぁ、人間関係におびえて学校に行けないので、その旨記し、

電話をしてきてくれた担任の先生に送信しました。

 

担任の先生は

 

「主任、校長に連絡し、返答があり次第連絡をします」

 

と即答してくださいました。

 

しかし、ここがイタリア。待つこと土日を挟んで4日。

 

ちょっと、遅いんじゃないの?

 

ん?

ん?

んーー?

 

学校に連絡しようかと考えていたら、その学校から電話!

 

「お友達がいるクラスへの移動の希望でしたが、定員いっぱいなので、もう一つのクラスへ移動ってことでいいですか?」

 

良いですか?って言われても、それしか選択肢がないんだから仕方がない。

 

ハイ、お願いします。

 

 

その結果を息子に伝えましたが、さえない表情…

 

「だって、あのクラス、知っている子がだーれもいないんだよねぇ。。。。」

 

 

だったら余計にいいじゃーん!

と私は思ったのですが、

本人にとっては大変高い壁だったようです。

 

(つづく)

 

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本 詩編126:5

「涙と共に種を蒔く人は 喜びの歌と共に刈り入れる。」

 

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