日本のおまじない | イタリア田舎生活

イタリア田舎生活

北イタリアの田舎町で息子(17歳)との生活日記。
日々の生活を通して見たこと、聞いたこと、感じたこと、神様のこと

イタリアで生まれ、育った息子から、たまに日本の習慣や伝統についていきなり質問されることがあります。

 

今日の午後、私がPCで仕事をしているとき、いきなりそばに座って聞いていました。

 

「ねぇ、日本では手のひらに人って字を書いて食べるフリするの?」

 

いきなり聞かれたので一瞬はて?と考えてしまいました。

息子は手のひらに人と言う字を書いてみて、それをパクッと口に含むしぐさをしました。

 

「あー、それは一つのおまじないだねぇ。」

そういうの、会ったな。と思いだしました。

 

「人の前で何か行う前に緊張するときあるでしょ。

そういう時、人を飲みこんでしまって、大丈夫、怖くない、緊張しないようにって言う意味。」

 

「ふーん。なんか面白いね。」

 

「こういうことするの好きでしょ、あんた。でもやりながらイエス様にお祈りするんだよ。

人を飲みこんでしまって、何も緊張しないぐらいに僕を助けてくださいって。」

 

私がそこまで言うと、いつもの通りスーッと自分の部屋へ行ってしまいました。

自分の言いたいことを言い切ると、こっちの応答の続きなど聞きもせず去って行く…

 

まぁそれでも、今日もひとつ神様のお話を彼にすることが出来た照れ

感謝です。

 

私も大昔、中学生頃、発表会などの前に友人たちと手のひらに人の字を書いてパクッと飲みこんだり

したっけ。

でも、一体誰に緊張を解くお願いをしてるんだろう。

こんな行動をしても、願いを捧げる対象がはっきりしてないのに、効果なんてあるはずない…

と言うようなことをうっすらと考えていました。

 

創造主である神様と出会い、イエス様の愛に触れた今は

どんなことでも打ち明けられ、祈りを捧げる方がおられ、そしてなお応答が得られる喜びに幸せを感じます。

 

人が作り出した神ではない、私たちの創造主であるお方と出会うこの安心感を

一人でも多くの方に味わっていただきたく今日も祈ります。