自然とひと | イタリア田舎生活

イタリア田舎生活

北イタリアの田舎町で息子(17歳)との生活日記。
日々の生活を通して見たこと、聞いたこと、感じたこと、神様のこと

イースター休暇も明け、今日から学校が再開しました。

イタリアではイースターの日曜日と翌日月曜日が祝日で、

家族や友人とお祝いの昼食や、バーベキューを屋外で楽しむのが恒例です。

 

しかし、今年はコロナ禍、ロックダウンの為、大勢で集まるのはNG...

 

皆、例年より小規模でお祝いしたようです。

イタリアの桜の花とピエモンテの丘陵

 

つい2日前までは穏やかで、日中は暑いほどの太陽が照る気持ちの良い陽気であったのに、

一気に寒気が入り込み、北イタリア及びフランスは

最低気温が氷点下になった地域や、雪がちらついた地域も!

風も冷たく凍りつきます。。。雪の結晶

 

フランスのワイン銘醸地、ブルゴーニュやボルドー地域では

ブドウ畑の畝の間に火を焚いて

芽吹きの時を迎えているブドウの木を寒さで成長を守っているというニュースも。

 

 

 

 

夜、ブドウ畑にともった松明の明かりは

見る分には美しく、幻想的な風景ではありますが、

実際ブドウ農家の方達は、わが子が寒さで今年の成長をダメにしてしまわない為に

必死に守っている、懸命の努力なのです。

ここまでのチームワークと献身的ともいえる行動には驚嘆し、又敬意を覚えます。

 

しかし、そこまでの労力と、経費を用いても、

この秋に得られる収穫、そして数年後世に出される高級ワインのことを考えると

生産者にとってはおしくない行為なのです。

 

毎年このような光景が話題になります。

そのうち、観光行事のようになるかも…と思ったり。

 

自然に対し、人は様々な知恵をしぼって共存の道を見出し、

時には抑え込めようとしたり、又逆に飲みこまれたりしてきました。

 

このような春の急激な冷え込みと言う異常気象に対し、

人が一生懸命にブドウの木の成長を守ろうとしている姿を

神様はどのようにご覧になっているのかなぁと

思いめぐらしています。

 

世界一の高級ワインの生産地であるフランスのブルゴーニュとボルドー地区に

このような変化が起こり始めているのは偶然のことなのか・・・

 

 

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