母とローフードでごちそう | ルワンダのおうちから。

ルワンダのおうちから。

ロンドン→半年の東南アジア放浪旅→プラハ→またまた旅→ハーグ→インドネシア周遊→タシュケント→キガリ、と海外生活10年弱を終えて、2011年、東京に帰って来ました。毎日のお料理と、ぷつぷつの思いの記録。

彼が遠くに出張に行ってしまったので、母に来てもらった週末。
久しぶりの母娘生活を、とっても楽しみにしていたのに。
お天気予報はまさかの数十年ぶりの大雪!


なので、食材と(ワインも)たっぷり買い込んで、お家でのんびりする準備を万端に。
ママには、まだローフードを食べてもらったことがなかったので、ぜひ試してもらいたかったんだ!
というのも、ママはお肉が苦手。野菜はなんでも食べられる!ローフードにぴったり!ということで、前菜はローフードにすることに。


一日目は、チャイニーズ・ローフード・プラッター。
以前うちでローフードパーティーをした時にも、お出ししたもの。


メニューは左上から時計回りに、セロリの香味豆板醤和え、豆苗の腐乳和え、花椒の香り、杏仁の香りのアーモンドスープ、白菜の八角と陳皮のお漬けもの。その下は、かぼちゃ(生)のクミン和え、人参(二色)の豆鼓と松の実の和えもの、そして左下は、ナッツパテの五香粉風味、黒酢ソース、その上は、ロー北京ダック、そして真ん中は木耳の黒酢あえ。


気をつけたのは、全て違う香りに仕立てたかったということ。
中華料理も色々なスパイスやハーブを使うからね。
そして、陳皮や生姜も使って、冬でも身体があまり冷えないように。


ママはとっても珍しがって、おいしく食べてくれていたけれど、ローで加熱したやわらかなテクスチュアを出そうと思ったら、どうしても塩を水出しをするので、超薄味好みの母には、ちょっと塩辛かったかも、と反省。
マスカットのアルゼンチンワインを飲みながらいただいて、なかなかすっきりとしてあっていた。
お酒が進む味、て言うことで許してもらえたかな。


メインは、ち鯛の豆鼓蒸し。
うっかり写真を失念したのだけれど、白身魚に中国醤油をみりんを同量に混ぜたものをかけて、刻んだ豆鼓と、生姜の千切りを乗せて、お皿ごとふっくらと蒸す。
お魚が蒸しあがったら、たっぷりの白髪ねぎとシャンツァイ、それに熱く熱く熱したしたごま油をじゅっとまわしかけていただく。
お魚好きのママと、おいしいねえ、と言ってひとり一尾ずつ食べちゃう。
こんな風に、前菜をローフードにして、メインをお魚やお肉にする献立が最近とても気に入っている。栄養のバランスもいいよね。


翌日は、タイ料理。
ママの希望で、グリーンカレー。
いつもはチキンだけど、ママのために蝦と蟹バージョンで。
ライムをたっぷり絞って食べる。



サラダは、青いパパイヤのソムタムと、ドラゴンフルーツのヤム。
ドラゴンフルーツのヤムは、私の考えたオリジナルレシピなのだけれども、ママにも好評だった。ちゃんと分量を吟味して、レシピに起こそう。
ソムタムは、もう何度も何度も作っている、いつもの味。
沢蟹の代わりに、干し蝦とカピを入れる、のだけれど、どーうしてもカピが見つからなかった。
家庭内行方不明。


こんな風に、ママに料理をしてあげたのは、きっとはじめてかも。
ワイン好き(レッスンもずっと受けていた)に、おいしいワインの話を色々と聞く。
それから取り留めのないおしゃべりもたっぷりと。とてもしあわせな時間。


雪のおかげで、とても楽しいおこもりの一日となった。
ママ、また来てくれないかな。