その日はやってきたわけで。
ほんでほんで
とりあえず朝がいいという旦那と
朝は子供が起きてくる可能性ありだしちょっと‥という私と
そこに興奮とかいい雰囲気なんてものは微塵もなく、
淡々と、がしっくりくるかな。ふっ
お互いVRつけられたらいいのに。
「はじめまして‥あの‥すてきですね」
「はじめまして‥ほんとうすてきですね」
みたいなさ。
現実逃避しながら迎えたその日
おはよ、
それでは早速だけれど
これよりお手合わせ願います。
押忍
って感じに始まるわけだけどさ。
やっぱり無理すぎてさ。
「えええー!?無理無理無理!絶対無理!こんなの無理!!キエエエエエ!!!」
って叫んじゃった。草
とかわけのわからないことを言い出し。
もはや、無駄に防御力だけあげてしまった私と
「防御力1000000000.色気0」
知らぬうちに謎の生命体にしか見えない旦那。
「おれやでええ!ひさしぶりい!」
詰んだ。
真剣に無理かもしれない。
そもそもお互い、ムラっとすることもなく始めなければいけないなんて
こんな苦行あっていいのか?
いっそのことお互い目潰ししたほうが楽なのでは。
えいっ
色々話し合うこと10分。
「俺は準備OK!」
「私はダメだ」
この攻防が続き
ついにその時が。
プルート「ママぁあ???こけこっこぉお!朝ですよおおお!」
!!?
むしゅこおおおお
起床おおおおおおおお!!!爆
鼻歌まじりに起きてくる息子。
そそくさと離れるわたしたち。
旦那「どうしよう。夜がんばろうか」
私「お、おう。それまでに士気をあげとくわ」
旦那「士気はあげなくていいから、少しはその気になってくれない?」
そんな会話をして、朝の挑戦は失敗に終わるのでした。
つんらっっっ