お母さんの期待たっぷりの
お弁当を前に
言葉が出ない彼とわたし
目標は、お弁当を食べることと
言っていたけど
こんなに早くやるのか?
と、彼が焦っている様子が
手に取るようにわかる
もう、これは
本当に、かわいそう
だってまだ
全然そのタイミングじゃない
まずは、彼の気持ちを聞きます
お母さん手作りのお弁当を
どう思った?
どうしたい?
長い沈黙のあとで
彼が答えます
作ってくれたのは、うれしいけど
たぶん、食べられないと思う
そうだよね
まだ、早いよね・・・ と答えた
わたしの言葉が
彼の心に火をつけます
でも、挑戦してみます!
食べられないと思う って
言ったときと全然ちがうテンションに
あっけにとられる
わたし
ほぉ~
男の人の競争心ってのは
すごいもんだなぁ
カウンセラーって、つくづく
言葉という
おっかないものを扱っているのよ
この言葉を
そう受け取る?
でも、やってみる!
というのなら
いいじゃない
やってみましょう!
へつづく