病気が分かるまで(2) | 一万人に一人が発症する病になった話

一万人に一人が発症する病になった話

51歳の春に今まで経験したことがないような気持ちが悪い体調不良になりました。
その原因がきちんと病院で検査したことで判明しました。

不調の内容から、原因が分かるまで。
そして、様々な奇跡が重なったことについて、書いていきますね。

 

で書いた通り、不調の原因を探す努力はしていました。

 

片頭痛の薬を処方してもらってからは、その薬で改善するのではないか?と期待をして過ごしていましたが、片頭痛薬が全く利きませんでした。

 

そこで、病院から市販の頭痛薬も飲んでいいことを確認していたので、市販の頭痛薬を飲みつつ、ごまかしごまかし過ごしていました。

 

そして、人間ドッグの病院から言われた「MRI」が気になっていたので、2日目の人間ドッグから1週間後に自宅近くの総合病院に電話をして、MRIを受けたいことを相談し、外来で翌日来るように、ということまでやりました。

 

その日は、私も主人も在宅で仕事をしていました。

 

私は頭痛がひどくなってきたので、仕事をしていた自室から寝室に向かって何の段差もないところを歩いていたのですが、寝室のドアのところで、膝から崩れ落ちたようです。

(病院で、「膝が赤いけど、ぶつけたりしたかな?」と聞かれて、初めて膝からくずれおちたことを知りました)

 

大きな音を立てて、崩れ落ちたので、すぐに主人が自室から出てきて、私の様子を見て、救急車を呼んでくれました。

 

この時、倒れたことは覚えていないのですが、意識はありました。

そこで、救急隊の方が到着したときに

・今までの体調不良のこと

・人間ドッグの病院でMRIを受けた方が言われていたこと

・今朝、近くの総合病院にMRIを受けたいと電話をしていた

という話を私と主人から救急隊の方にお話しました。

 

そして、その日の朝に電話をしていたので、近くの総合病院の診察券もお財布に入れていたので、とりあえず、その総合病院に運ばれることになりました。

そして、すぐに今までのその病院での受診の内容なども病院で行うことができました。

これが、本当に運がいいことに繋がっていきました。

 

病院に到着するとすぐに、救急隊の方から状況が病院側に説明され、MRIを撮ることになりました。

 

ここで、初めて、脳腫瘍が見つかったのです。

 

しかも、その病院で私は3年位前に別でMRIを撮っていました。

私の母が、脳梗塞を患ったので、痺れなどができると、気にして検査を受けるようにしていたのです。

3年位前に、手の指の痺れを感じて、受診しMRIを撮っていたのです。

 

3年前はいたって正常な脳の形でした。

ところが今回は、違う。

 

その違いを比較することができたので、脳神経外科の先生もすぐに異常が分かり、主人の先生からの説明の際のその比較を見て、明らかにおかしいということが分かりました。

 

ここで初めて、『脳腫瘍』だということが分かりました。

 

 

病院を受診してなかったわけではありませんが、きちんと検査をしなければ分からなかった。

そして、そのまま放置していたら、もっと大変なことになっていたでしょう。

 

運よく、主人がいる時に自宅で倒れたこと。

そして、以前も受診したことがある病院で検査を受けることができたこと。

これは、本当に今回の病気が分かる上で、ラッキーだったと思っています。