ボクが高齢者?国が勝手に決めるなよ。 | 企画屋孝太郎の好奇心優先主義

企画屋孝太郎の好奇心優先主義

講演会やアドバイザーの仕事をしている企画屋孝太郎も、広告の企画プランナーやコピーライターをしている中澤孝昭も、その活動基準は<好奇心>。このブログでは、企画屋と中澤の<昨日・今日・明日>を暇に任せて書き連ねます。

フェイスブックにも書いたけど、先日のショックなエピソードを

小学校時代からの友人から会いたいという電話が。理由を聞くと、連れて行きたい場所があり、そこでは懐かしい旧友たちがボクを待っていると言う。

たまには同窓会気分の再会も楽しいと思い、出かけようとしたら、「免許書持参」だってさ。免許書?何で…?

連れて行かれたのは、なんと<大田区老人いこいの家>

想定外の場所に唖然として、「何だよ、ここは?」と聞いたら、「お風呂がタダ。カラオケも歌い放題でタダ。マッサージ器も将棋も麻雀も昼寝も…全部、タダ。同級生もかなり来ているぜ」だとさ。

最初は冗談かと思いましたよ。誘うに事欠いて<老人いこいの家>?それはないでしょう。

頭にきたので、ぶっ飛ばしてやろうかと思ったけど、止めました。何故かと言うと、友人は格闘技経験者だし、認めたくはないけどボクたちには、その施設を堂々と利用出来る資格もある。なるほどね、それで免許書持参か。

「悪いけど帰る、<タイヤ公園>でたい焼きを食べながら、ビールでも飲むよ」と言ったら、「久しぶりに中澤と話したいから、付き合う」と皆も付いて来た。懐かしい公園で懐かしい風景を眺めながらの臨時ミニ同窓会。

いつもは、ボクよりはるか年下のミュージシャンや役者や芸人さんたちと遊んでいるので、自分の年齢を意識した事はなかったけど、国の基準ではボクは高齢者だったのですよね。参った。現実を思い知らされ参った。

友人曰く。60歳の時、家族に「還暦おめでとう」と年寄り宣言させられ、65歳で国から高齢者扱いされ、仕事もなく退屈な日々が続き、ある日あの施設を紹介され、今では週に3~4回は通っているらしい。

参ったね、これが同級生たちの現実なのか。何だか現代版<姥捨て山>の様な気がしたけど、そう思うのはボクだけか?

一部に誤解を生じる表現が使われています。ごめんなさい。さて、これから桂幸丸さんのアドバイスに出かけて来ます。