TRPG報告! | ダイの日常

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ブログの管理人、ダイの日常をつれづれと。最近多いのは出かけ先の出来事、ドール、ペット、TRPGです。

トイレに入ってると、なぜか日記の記事の内容が思いつくんですよね!
何でだ!普通の時も思いつくようになりたい!





どうも、ダイです。





先日、TRPGのセッションをしてきました。
参加者は俺含めて二人!ふたりぼっち!
やってきたのはもちろんクトゥルフ神話TRPGです。
オリジナルシナリオのセッションをしてきました。

タイトルは「暗い森の下で」です。
当初考えていたものと少し違うものになりました。
タイトルっていうのは本当に考えるのが難しいです。
本筋を考えるのも骨が折れますが、それ以上に悩みました。



で、肝心のストーリーはというと…

「主人公(PL)は昔馴染みの男性に頼まれてとある山にやってくる。その山にいるという珍しい生き物を捕まえるためだ。
山にまつわる噂話、樹々の間に潜む何かの視線を感じながらも頂上についた一行は、ひょんなことから「立ち入り禁止」のロープの向こう側に行くことになってしまう。
果たしてロープの向こうには何があるのか。
この山に隠された、存在してはならない秘匿とは。
真実を知った時、あなたは日常を踏み外し、もう二度と平穏な微睡みは味わえなくなるだろう。
引き返せない山道に、あなたはいつの間にか踏み込んでいるのだから。」



山って何かが隠されてることが多いよなぁとか、夜の森って何かの気配を感じるよねーとか話していたことを思い出して書いたシナリオです。
一応、プレイヤーキャラクターの設定を生かしたいので、いくつかの設定はわざとぼかしてあります。
山登りの途中で起こるイベント、同行者の年齢や設定、出てくるキャラクターの数あたりです。

今回、しっかりとテストプレイをしたんですが、まず全滅はないというシナリオにしました。
「仲間が死んでしまったのに、自分は生き残ってしまった」
という、絶望の形を最近知って、ぜひ使いたいと思ったんです。
とはいえ、ハッピーエンドも大好きな人間なので、どうしようか悩みました。
結果的に以下のようになりました。

俺の卓専用ルール
【マルチエンディング方式】

よくADVゲームで見るアレです。
TRPGはもともと究極のマルチエンディングゲームですが、シナリオクリアに報酬がつくので、どうにか評価をしないとまずいんですよ。
そこでこの方式をとることで、どのエンディングに該当するかで報酬を変える事にしました。


・ハッピーエンド
味方プレイヤーが全員生還していて敵の野望を阻止できた、あるいは邪魔している状態でシナリオをクリアすることが条件。
ただし、登場人物の味方が死亡していても発生することがある。
ノーマルエンドにはないSAN値の回復が見込める。

・トゥルーエンド
この世の外にある、知ることが許されない真実に気がつき、それから逃げ切ることができたことが条件。
死亡者数、生還者数は問わない。ただし生還者の数だけSAN値の回復が見込める。
ノーマルエンドにはない「クトゥルフ神話」技能の獲得が見込める。

・バッドエンド
この世の真実に気がつき、プレイヤーキャラクターがその真実を受け入れてこの世の秩序から外れてしまったことが条件。
狂信者になる、敵勢力に加入するなどの状態でシナリオをクリアするとこのエンディングになる。
「クトゥルフ神話」技能が獲得できるが、SAN値の回復はない。多くの場合は次回までに魔術やアーティファクトを入手出来る。
ただし、キャラクターが犯罪組織に加入した場合は以後のキャンペーンには参加出来ない。(単発シナリオには参加出来る。)

・ノーマルエンド
上記三種類のどれにも到達できなかった場合のエンディング。
神話的恐怖に接触することもなく、「常識的な事件」に巻き込まれた人としてまた日常に帰れる。
ボーナスは一切なし。

・デッドエンド
いわゆる全滅。
プレイヤーキャラクターが全滅してしまった場合は他の登場人物が生きていてもこのエンディングになる。
キャラロストが起こる。
ただし、そのシナリオをもう一度遊べる。


一応、どのエンディングに辿り着いてもボーナスはあります。
そして、どのエンディングを狙うかでキャラクターの寿命やその人へのシナリオのイメージが変わってきます。

ハッピーエンドに何度も行ける人なら長くキャラクターを使えるでしょうし、技能成長の機会もありますから少しずつキャラクターは成長できます。

トゥルーエンドに行ければ、これからも原作のクトゥルー作品の主人公のような人生を歩めるでしょう。
クトゥルフ神話技能が入手しやすいので、新たな冒険の舞台が見つかる可能性もあります。

バッドエンドに行けば強力な魔術やアーティファクト(魔術的な品)を入手できます。
また、拳銃などの武器も入手できます。
ただし、他のプレイヤーや警察機関など敵は多いので最もキャラクターの寿命は短いです。


上のどれにも当てはまらない場合はノーマルエンドです。
技能の成長のチャンスはあるので、それで次回は三つのどれかを目指してね!ということですな。



俺の卓の世界ではキャンペーン方式をとっているので、様々な人の事件があちこちで起こっていることになっています。
俺たちが生きているこの世界でも日本のあちこちで事件は日々起きています。
それと同じで、実はあちこちで人が知るべきではない事件は起きているかもしれない…という世界観です。

今のところ、俺と立夫さん(TRPG仲間)の卓はキャンペーンが確立してます。
この卓で起こった出来事はすべて記述していくので、同時刻に別の事件が起こった場合は一部のお助けキャラクターが出てこれないことがあります。
また、別の場所で起こった神話的事件のせいでキャラクターたちに何か影響が起こることも…

「あなたの行動は、目には見えないが確実に社会に影響を与えている」

ということをプレイヤーに刻みつけられたら幸いです。
もちろん、キャンペーンにしなければもっと気楽にできるシナリオもあります。
魔術で次々に湧いてくるゾンビをなぎ倒しながら某製薬会社に戦いを挑むとか。
行楽に来た別荘で起こった事件を解決する名探偵になってサッカーボールで犯人を吹っ飛ばすとか!
それはそれで面白いですよ。



話がそれましたが、今回のセッションでは、立夫さんのキャラクターの「桜花院 咲良」が無事に生還。
見方のお助けキャラは全員生還、神話生物とも出くわしており途中で出会った人の頼みも聞いたのでハッピーエンドになりました。
途中で何度か推理フェイズも挟みましたが、そこもどうにか切り抜けていました。
いやはや、お見事でした。



このTRPGに大事なのは「どうすれば事件が解決出来るか、生き延びることが出来るか」に頭を捻ることです。
そこまでの道のりで公開されている情報をどう繋ぎ合わせるか…そこが醍醐味なわけですね。

これからもシナリオを作る時は「おい!目星成功しなかったから何も情報ねーじゃねえか!」とかならないようにしたいです、はい。





それでは。



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