先日、まちたび博に参加した時にお土産としていただいた『ＫＯＢＥ ＳＷＥＥＴＳ＆ＢＲＥＡＤ 神戸スイーツ・パン・カフェ あまから手帖セレクション』という本。美しい写真で、神戸スイーツの逸品を紹介していて、思わず熟読していたところ、神戸市灘区「フォルトファーレン」という店の「ドライパイ」に目がとまりました。
「時間と手間とハートの結晶」と紹介されるドライパイは、「神戸の旧オリエンタル・ホテルで３０年間パンやデザート類を作り続け」た方が灘区で独立して作られているもので、「５～７日程の時間と手間をかけ」「その間にグラニュー糖の甘みが生地に沁み込」んだものと書かれています。
オリエンタルホテルといえば、夫の祖母！
夫の祖母は戦後オリエンタルホテルで働いていて、天皇陛下の晩餐、石原裕次郎が来たこと、船上パーティーに出かけたこと、ホテルのダンスパーティーーでかけるＢＧＭは祖母が選曲していたことなど、華やかなホテル勤めの話を聞かせてくれるのです。
祖母の誕生日プレゼントに思いを巡らせていた私は、この「フォルトファーレン」へドライパイを買いにいくことにしました。
阪急六甲からは下り道を１２～３分は歩いたかなぁ、灘小学校前のバス通りにお店はありました。ＪＲ六甲道からだと７～８分ぐらいです。
家庭的でとても親切な温かいお店。お目当てのドライパイ、ガレット、グリッシーニなどの焼菓子、パンが売られています。
祖母へのプレゼント以外にちゃっかり自分用にも買ってきたワタシ。
自宅用にも関わらず、丁寧にラッピングしてくださいました。
ジャーン、ドライパイです。
サクッとした歯ごたえで、口のなかでホロホロと崩れます。フロインドリーブのミミよりもずっとずっと繊細な口あたりと味わいです。よくあるリーフパイのように、グラニュー糖が振りかけられておらず、砂糖の甘みがじんわりとパイに沁み込んでいて、バターや粉の風味と砂糖の甘さが一体となっています。あー、これは美味しいわ～！
お店が雑誌に載ったときの文章（丁寧に折られてあります）も入れてありました。
旧オリエンタルホテルについても書いてあったので、きっと祖母も懐かしく読んでくれると思います～。
パンやガレットも買ってきましたが、ドライパイの美味しさがやはり一番心に残りました。
またひとついいお店との出会いがありました♪
いいネ神戸スイーツ
フォルトファーレン http://foruto.fc2web.com/
『ＫＯＢＥ ＳＷＥＥＴＳ＆ＢＲＥＡＤ 神戸スイーツ・パン・カフェ あまから手帖セレクション』http://www.amazon.co.jp/KOBE-SWEETS-BREAD%E2%80%95%E7%A5%9E%E6%88%B8%E3%82%B9%E3%82%A4%E3%83%BC%E3%83%84%E3%83%BB%E3%83%91%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%95%E3%82%A7-%E3%81%82%E3%81%BE%E3%81%8B%E3%82%89%E6%89%8B%E5%B8%96%E3%82%BB%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3-%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%86MOOK/dp/4906632262