我が家にお迎えするのはお初の「フローリス」です!
英国王室御用達の老舗ブランド、なんだか柄にもないですが(笑)。
最近、友人の依頼で、その人に合いそうな香水を探していて。
そんな中、伊勢丹でフローリスの香りたちもじっくりクンクンさせていただき、パンフレットなども見せてもらい・・・
で、中に気になる名前の製品を見つけてしまって。
(友達のことそっちのけで自分が夢中になったw)
それが「シプレ」でした~
フローリスは、元々英国紳士のための理髪店からスタートした香水商で、どちらかというとメンズ香水が主のイメージがあるのですが、こちらは一応、レディース香水となっています。
わりと新しい、ここ数年前に誕生したばかりのものみたい。
香りはどんな風かと言いますと・・・
一言で言うと、「ザ・クラシックなゴージャスフローラル」でしょうか。
むせかえるような白い大ぶりの花の花束を連想するような、でもただゴージャスなだけでなく、知性と品の高さを思わせる、まさに大人の女性の香りです。
トップ・ミドル・ラストと移り変わっていくのが通常の香水なんでしょうけど、私はこの香りを肌につけても、そこまで大きな変化はありません。
出だしから安定感のある花の甘さが感じられ、ベースに少しバニラやアニマリックな温かみが出てくるようなニュアンス。
何と言えばいいのか・・・
その花の甘さがすごくノスタルジックで切なくなる感じで、胸がキュッとなるのです。
その、「キュッ」にやられて、つい購入してしまいました
あ、でも一目惚れが勘違いってこともあるかも・・・
と思ったので、伊勢丹でクンクンした時はすぐには買わず、後日改めて日本橋三越に行って買いました。
そうそう、今、フローリスって「ハウスオブローゼ」が日本では代理店なのですね!知りませんでした!
高級な香水を、ハウスオブローゼで買うのはどうなんだろう・・・
と、気にしつつ向かったのですが、いざ着いてみたら、日本橋三越内のハウスオブローゼは、私が思い描く雑貨屋さんとは趣が全く異なり、なんだか高級な佇まいでしたw
そこで改めて色々嗅がせてもらったら、昔試して好みだった「ナイトセンテッドジャスミン」が相変わらず素敵で、一瞬心が揺らいだわw
でも、肌にのせて比べてみたら、「シプレ」の方が断然私の肌では綺麗に出てたので、そのままお持ち帰り~
サイズは、50mlと100mlがあり、これは50mlサイズ。
オードトワレで、手首につけた時は結構残るかも?と思っていたのですが、いざ会社とか行くのにいつものように太ももの内側やウエストなどにシュッシュしてみたら、そんなに分かりやすく香ってないのかも??
部署の隣の席の子は、私が普段と違う香水をつけてると、すぐ気づいてくれるのだけど、「シプレ」の時は分からないと言ってたし。
まぁ、そもそも今はみんながみんな、マスク着用してるから、余計に気づかれにくいかもしれませんが。
ちなみに、公式サイトによれば、香りの配合は以下のとおりです。
香調:フローラル・シプレ
トップ:ベルガモット、レモン、スイートオレンジ、ネロリ
ミドル:ジャスミン、ローズ、オスマンサス、イランイラン
ベース:アンバー、バニラ、ムスク、パチュリ
ベルガモット・ローズ・パチュリの流れは、確かにシプレ調のお手本みたいなところがありますね。
ホントはここにオークモスが入ってるのがクラシカルなシプレの骨格ですが、現代では、オークモス香料は市販香水には使用制限がかかってるはずだから、使うのが難しいのかもしれませんね。
そうそう、それで何度か手元につけて、何故この香りにこんなにも心惹かれるのだろう・・・と考えたのですが、もしかしたら昔大・大・大好きだった、「ティファニー」の香水に雰囲気が似てるのかも。
トゥルーエストやシアーではなく、本家のティファニー。
しかも、今出てるティファニーではなく、20年くらい前に出ていた横長の四角いボトルのものです。
あれをつけていた頃、別の会社にいましたが、女子からは人気だったのに当時の社長には「ぱやこ、くさい!」って言われたんでしたw
あまりに香りが出ちゃうから、足首にだけつけてたんだけど、それでもまだ臭かったらしい・・・
その節は、香り使いに慣れておらず、失礼しました~!
香りの系統は似てるけど、この「シプレ」はもう少し穏やかでひっそりした感じかな?
華やかさはすごいあるのよ。
でも、自ら前へ前へって出るタイプではないというか。
若い人がつけるにはちょっとクラシカルすぎて、かえって古臭く感じられてしまうかもしれませんが、我々世代がつけると、マダム感は出て、落ち着きも出てオススメだと思います
これをつけて、迎賓館とか見学に行きたい~!
そういう、昭和初期とかの西洋建築に似合うような、クラシックとモダンの妙というのか、そんな雰囲気が感じ取れる香り。
久しぶりに、パッと嗅いで「好き!欲しい!」と思える香りと出会えて嬉しいです~
なかなか、自分のものにできるか?と言われると難しい香りでもありますが、暫くはこれを寝香水にでもして、楽しみたいと思います