え、もう3月が終わる・・・??
最近私時間軸がだいぶずれていてすごい出遅れてますが、ようやくディプティックの新作香水「オルフェオン」を売り場で試してきました~
ここのところ、街に出る機会がまた少なくなってて、なかなか実物をクンクンできてなくて・・・
(と言いつつ、2週間ほど前に新しい香水買いました!そのお話はまた別途)
オルフェオンについてですが、今日伊勢丹に寄って、「そういえばディプティックで新しい何か出たっけ」という浅いイメージだけで、前情報なしでクンクンした中での感想です
まずはムエットで。
試香した第一印象は、綺麗で儚げな香りだなと。
うっすら遠い何かを感じさせる。
端正な香り、でも深みはあって、穏やかな時の流れのような・・・
香調としては、何になるんだろう?と正直よく分かりませんでした。
清らかな花のようなシンプルさもあれば、樽?みたいな乾いた樹木っぽいスッキリさも感じられるような。
決してすごいスパイシーって訳じゃないんだけど、キラリと光るアクセントもあり、でも次の瞬間にはそれはふっと消えてしまう。
とにかく「遠い」香りでした。
そのうまく言葉で表せない状況のまま「なんていうか、すごい遠い感じ・・・」と、お店の方に感想を述べていたら「分かります!!!」と共感され、おーー分かってくださいますか!と、こちらも嬉しくなりました
結果、ジュニパーベリーやサイプレス、ジャスミンなどが使われているとのことで、あー、確かにそれじゃパッと嗅いでも分からないかなぁと思ってしまいました。
深みを感じたのは、お酒っぽさがあったせいなのかな?
そしてこちら、ディプティックの創業60周年を記念した香りとのことで、「遠さ」を感じたのは、その60年の歴史みたいな部分が引っ掛かったのかなぁ?とも思ったのでした。
遠いと言っても、哀愁漂うノスタルジックさではなく、脈々と伝わる何か、クラシカルな佇まいを感じたんですよね。
不思議に魅力的で、ディプティックの他の香りとも被らないし、なかなか面白い作品だなと思ったので、手元でも試してみました。
が!これは確実にムエットで試した時の方がいい香りだ
なんでか、私の肌では酸味?が出てしまい、それが何の酸味か分からないのだけど、あんまり好みじゃないものなのです
昔、同じ香りを何か別の香水でも感じたような・・・
と、記憶をたどった結果、エリザベスアーデンの「トゥルーラブ」かも、という結論に至りました。
(苦手な)ムスクなのかなぁ~?
ムエットのこの、上品な奥ゆかしさとさらさらしたクリーンな感じが続けば、もしかしたら購入してたかも、というくらいわりと気に入った香りだったので、この結果は残念
ですが、こうして人によって香り立ちが変化するのが、香水の醍醐味であり面白い部分ですよね。
たまたま私には合わなかっただけで、他の人ではもちろんムエットのようにかそれ以上に綺麗に香り立つこともあるんでしょうし。
または、私自身の肌には合っていても、私の鼻的に好みじゃないってだけかもしれないし。
何はともあれ、ディプティックファンもそうでない方も、あまり他ではお目にかかれない系統の香りで面白いので(面白いと言っても、私好みの個性満載な突飛な香りでないところがミソ)、ぜひとも香り好きな方には試してみて欲しいです~
肌に合う・合わないで言ったら、私の肌には断然「オーキャピタル」の方が合いました。
ただ、あれはあれでシプレが個性的なので、万人受けするかと言えば、しそうにないな、とも思ってしまいますが^^;
「オルフェオン」について今調べてみたら、これって60年前のパリにあった伝説的なナイトバーの名称から着想された作品だったのですね。
あ、だからジュニパー(ジンの香りづけにされる)が使われてるのか!
お酒は飲めませんが、当時の華やかなパリのナイトバー、覗いてみたかったな~とも思ってしまいます
そこでは一体、日々どんな出会いや物語が誕生しては消えていっていたのでしょうね。
そんな今はなき異国の伝説のバーに思いを馳せてこの香りを纏うのも、時間的・空間的に遠くへと旅ができてオツかもしれません。
今は気軽に海外旅行もできない時ですからね~。
香りでトリップ、してみたい方はぜひともお試しくださいませ
ディプティック
オードパルファン オルフェオン (75ml 21,000円+税)
2021年3月15日発売
ディプティック公式サイトから拝借したボトル画像↑
今回のラベル、これだけ見るとモダンで近未来的というか、その当時の人たちが夢を託した未来、みたいなワクワク感があっていいですね!