先日、新宿伊勢丹でクンクン出来ました～
まだ店頭にはテスターとしては出ていなかったので、個別にお伺いして出してもらいました。
もう今週末くらいからは出るのかも。
ちなみに、やはり香りの構成は以前発売されていた限定版と同じだそうです。
そして、今回は限定ではなく通常ラインに新たに加わるとのこと。
なのでボトルも普通の透明タイプになっておりました。
1つラインが増えた時にやって来る気になる既存品の廃盤については、まだお店の方でも情報がないそうですが、20本が通常数であるところ、現在のラインナップは19本だそうで。
なので、今回の新作との入れ替わりの廃盤はないのかも・・？？とのことでした。
私も、そうであることを願いますよ～～
香りは、前作を試香して数年経っておりましたので、改めてムエットと腕、両方で試してみました。
ベースは名前の通りウッディな香りなのですが、ムエットで嗅ぐとかなり密やかなスタート。
しっとり落ち着いていて静かに始まる序章といった感じで、「真夜中の雨」を描いた作品という観点から見ると、この雨は音のないしとしと雨、もしくは霧雨みたいなイメージ。
空気が入れ替わる瞬間みたいな、恵みの雨のような、いわゆる「鬱陶しいユウウツな雨の日」というのとは違って、浄化される感じかな。
私の肌上で試した感じでは、トップはドライなスパイシーっぽさがありました。
それも、チャイみたいなシナモンやクローブ系の甘いスパイスではなく、カルダモンとかクミンみたいな辛みのあるエキゾチックなスパイス。
なので、ほんの少しエルメスの「モンスーンの庭」に通じるものも感じました（ホントにほんの少しですが）。
ミドル以降は、ゆったり煙るような、やや燻されたような甘めの樹木の香りになって、そのまま特にムスクに偏ったりせず、余分なもののないまま、ウッディ調が儚く消えていきました。
ちなみに、私はウッディ系の香料（香木系ではないドライな樹木のシンプルな香り）を感知する能力が低いのか、こういう系統の香りはかなりうっすらにしか感じ取れないんです。
でも、その後会った友達にこのムエット嗅がせたら、別に薄くは感じないとのことだったので、人によって香りの強弱自体は感じ方が異なるかもしれません。
ただ、いずれにしても何かが突出して強いとか分かりやすい香りがあるわけではなく、全体的に主張が少ない分、さり気なくかっこいい大人の香りに感じまして、かなり好印象だったのでした
コンバイニングをするなら何が合いそうか・・・も、お店の方と一緒にあれこれ試してみましたが、一番気に入ったのは「ウッドセージ＆シーソルト」との組み合わせかな～？
「ウッドセージ～」が案外マリン調なので、そこにこの新作が合わさると、透明感を抱いた懐の大きなウッディに感じられました。
うまい具合にバランスが取れていて、男性っぽすぎない色気もあって、媚びてないニュアンスが素敵で。
その他、「ナツメグ＆ジンジャー」との組み合わせでは、明るさがプラスされた開放的でクリアなウッディ調になって夏に合いそうでしたし、「ミモザ＆カルダモン」との組み合わせでは、「ミモザ～」のパウダリックな女性らしさが控えめになりつつ、秋に似合いそうなしっとりした深みと奥行きが増して、誰ともかぶらなさそうなオリジナリティもあって、こちらも面白かったです
他にも、フローラル系にも勿論合いそうですが、特に「レッドローズ」とは相性いいんじゃないかな～？
更に冬場は「ブルーアガバ＆カカオ」なんかとも合わせてみるとふくよかさが増していいのかも。
と、単品でもコンバイニングでもかなり使い勝手の良さそうな香りで、一本あるとアレンジが効いて便利そうと思いました！
ウッディなのに、私の肌でもメンズっぽすぎない、おじさんぽくならないというのはかなりポイント高い
お店の方いわく、「グレープフルーツ」とのコンバイニングもお勧めとのことでした！
ウッドセージ以降の新作は、結構好みの香りが多くて嬉しいジョー マローン。
女性だけでなく男性ファンも虜にしそうな今作、ぜひ一度お試しになってみてくださいね～
私もこれは、日常使い出来そうだし香りも好みでかなり欲しい～
ジョー マローン ロンドン
ブラック シダーウッド & ジュニパー コロン
30ml／7,700円、100ml／1万5,500円（税抜）
2016年6月3日発売（表参道店は6月1日発売）
