今日見て行きたいのは、
ファサードと連動して中を上手に見せているお店です。
まずはパリで良く見かけるアトリエから。
ダークカラーのファサードとは対照的に、
店内の天井/壁の色を明るくし、照明をあてる事により、
外からも店内が見易いですよね。
照明使いによるコントラストが効いてます。
こうして見ると額縁も可愛く見えますよね?
次もアトリエですが正反対に、、、
見事に鮮やかな赤です!
まずはこのカラーでお店の存在感を存分にアピールです。
ファサードが強調される為、
外から店内を見渡せ無いですが、
その代わりに外部ディスプレイを設け、
店内窓面にも商品陳列をする事で業態が分かり易くなってます。
続いてはアパレルのお店。
綺麗なホワイトペイントでサインの可愛らしさを演出してます。
アイキャッチにウィンドウディスプレイをしっかり。
他所よりも照度を上げる事でとても見映えがします。
そこでお客様をキャッチし、
入口から続く通路でお店の奥行きをきちんと見せる事で店内へと誘導。
とても理にかなった造りです。
ふたたびアパレルショップですが、
こちらはどちらかと言うとブランディングされている感じですね。
ファサードではあまりアピールを強くせず、
その代わりポスターによるイメージを大々的に表現する事で
どういった洋服があるのか、
更にはこのお店の服を着るとどれだけ綺麗になるのか、
という購入後イメージを届けます。
店内は比較的オープンな造りにする事で、
外からも一望出来るので、入り易さがあります。
最後はこちらです。
はい。マカロンです。
全面窓。
きらびやかな店内と、
それに同調したファサードのテント等のアクセント装飾により、
優雅なイメージで統一されています。
そしてその窓面にマカロン自体をディスプレイ。
ディスプレイで商品を強調し、
デザインイメージで、
「食べたらこれだけ優雅な一時が過ごせます。」
と言ったメッセージ性も感じます。
ファサードと店内の連動性の大切さが改めて見えた気がします。
そこには色味や造り、動線や照明といった
あらゆる要素が融合して初めて、一つのコンセプトが表現されているのです。
お店からのメッセージコンセプトをきちんと伝えられるお店造り。
それがきちんと出来る様、改めて頑張ろう!と思いました。
店舗デザイン:キートスデザイン株式会社
プレゼントのオンラインショップ:ハプセント