【パリで気になった事。】
です。
パリでは実は色々な事が気になりました。
街自体のデザイン性が高いですし、
東京と同様に観光名所等のある大都会。
にもかかわらず文化施設等も充実していて
さすが世界ナンバー1の観光地だと思いました。
その街を歩いていて特に気になったのが
ファサード
です。
お店を作る上でファサードは欠く事の出来ないポイントの一つで、
・アイキャッチ
・コンセプトの表現
・お店の顔
・店内への導入
・周囲との調和
等々多岐に渡りますが、
パリのお店のファサードにはある一定の特徴があります。
それは、
門構え
です。
例えば
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20130502/14/kiitos-design/dc/f8/j/t02200165_0600045012522243125.jpg?caw=800)
この様に上部にはパラペット(上に横たわるバーの様な形状のもの)、
店の両サイドに柱の様なもの。
この2点で門構えを造るスタイルです。
こうやってお店のファサード全体を門の様に見たて、
お店の範囲を明確ににし、
またこの門をくぐる形での店内への誘導は
心理学的効果が期待出来ます。
思わずくぐりたく(入りたく)なってしまうんでしょうね。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20130502/14/kiitos-design/c2/73/j/t02200165_0600045012522243124.jpg?caw=800)
こちらはアトリエです。
サイドの柱は無いですが、ガラス窓がその代わりとなり、
店内が見易いです。
これは柱がだいぶ強調されていて、
ファサード自体のアピールがしっかりしてます。
アパレルショップも。
一見シンプルですが、その分中の商品が目立って、
そのシンプルさもまた効果的です。
こちらもアパレルショップですが、
先程よりもウィンドウディスプレイをしっかり造り込んでます。
最後は
レストランです。
一見すると何屋さんか分かり難いですが、
『隠れ家的レストラン』と
コンセプトに沿って造るのならそれもまた良いかもしれませんね。
この様にパリではどの業態でも門構えでファサードを造る事が多いです。
これは先述しましたが、
・お店をアピールし易い
・両サイドと上部を同カラーで囲うので統一感を出し易い
・門はくぐりたくなる心理的効果がある
等の点でとても理に適った造りなのです。
次回もせっかくなのでファサードについてもう少し見て行きたいと思います。
店舗デザイン:キートスデザイン株式会社
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