そうとう久しぶりにやって来ました上野毛。
新しくなった駅を初めて降りてみたが、なんでも安藤忠雄氏のデザインだとか。
なるほどなかなかの雰囲気である。
そしてこちらはまったく変わらずの佇まいである店の前までやって来ると、なんと10人以上の列が…。
まぁ電車でここまで来てしまった以上、そう簡単には引き下がれないのであった。
それでもスルスルと列が消化されて、けっこう早めに着席。
厨房は、イカツイ顔した店主と助手。
ただしここの店主殿、見た目によらずとっても優しい物腰で、さらに周囲への気配りもかなりのものなのであった。
そんなわけで出来上がり。
ラーメン麺少なめ固めヤサイニンニク少し。
見た目は「小綺麗な二郎」とでもいったような眺めである。
麺は固めコールしたものの、まぁ普通の茹で加減。
細めのプリプリで、二郎の王道といったカンジ。
本店とはチト違うものの、十分美味い。
そしてスープ。
これは数ある二郎の中でもかなりスッキリしている方だと思われる。
けっこう甘みを感じるタイプで、ワタクシ的にとっても好み。
これならグビグビいける。
豚はしっかりタイプが二枚。
以前はプラスほぐした豚が入っていたような気がするが、今回は無し。
味付けアッサリながら、なかなかの食べ応えで、まぁ美味い。
全体的な量は少なめ。
久しぶりすぎて、警戒して少なめを頼んでしまったが、この程度ならノーマルも余裕でいけたであろう。
ラーメン自体はとても高く評価できるが、一つ気になるトコロが…。
開店当初から気になっていたが、今回も相変わらず店内にカビ臭さが漂っているのであった。
この匂いは、ワタクシ的に上野毛店だけで感じるものなので、やはりこの店の何かに原因があるのであろう。
まぁ初期の頃に比べたらだいぶマシになって来ていたので、それほど目くじら立てることでもないのであるが…。
それよりも、今回のモノの完成度に、
「また近いうちにぜひ来なければ」
と、思わずにはいられないのであった。