何を思ったか、そうとう久しぶりにやって来た仙川。
到着すると待ちが7、8人ほどでなかなか盛況であった。
待ってる間にいろいろと"珍事"が勃発したものの、一貫して言えることは、店主は全く無関心を装っていたことであった。
ここの店主、愛想も何もないムッとしたタイプ。
さらに助手も同じくブスッとしたカンジ。
当然、店内の雰囲気は殺伐としていることは言うまでもないであろう。
そんなわけで出来上がり。
ラーメン+ニンニク。
見た目はオーソドックスな二郎そのもので、なかなかそそる。
麺は野猿、小金井に通じるツルツルなもの。
以前はこんな感じじゃなかった気もするが、このタイプはワタクシ的に好きなタイプでとっても美味い。
そしてスープ。
見た目はやや透明感のある感じ。
そして表面アブラもけっこうな量だが、コクがイマイチ。
カラメコールが飛び交っていたが、なるほどもっとカラメでよい。
そして豚。
けっこうな厚みのモノと端っこの塊が入っていたが、これまたコクがイマイチ。
なんだか旨味が全部逃げ出したようなモノで、ワタクシ的にかなりのハズレ。
当初は「食べられるかな」とも思ったが、食べ始めるとあっさり完食。
ところで、ワタクシの前ロットで、大盛りを頼んでしまって苦戦している若いの二人。
その二人に対して、
助手「無理しないで残していいから」
若手「……」
しばらくして、
助手「もう残していいから」
若手「いや、大丈夫です」
助手「大丈夫じゃないから」
若手「……」
助手「自分たちは大丈夫でも、後ろで待ってる人達が大丈夫じゃないから」
といったやりとりが…。
結局その二人、食べきれないまま席を立つことになったのであった。
まぁペチャクチャおしゃべりしながら食べてたので、「あぁ空気読めてねーなー」とは思っていたものの、さすがにここまで露骨に言われると、周りの人間もイヤ~な雰囲気になるものである。
そんな中でもここの店主、相変わらずの無関心で黙々と作業しているのであった。
たいしたものである。