
到着すると空席チラホラ。
厨房はいつもの二人で、大音量のハードロック(おそらくディープパープルのライブ盤であろう)。
そんなわけでいつもの代田なのであった。
・・・が、今回はまずビジュアル的にサプライズが!
ヤサイの頂上にほぐし豚(高田馬場風で表現)!
さらにクタクタに煮込まれた3センチほどの長ネギ!
ほぼ開店当初から代田には来ているが、このパターンは初めてのモノである。
最近頻繁に通っているせいか、店主殿からのお歳暮であろうか。
とにかくこれはうれしいサプライズである。
さてそんな変則的な出来上がりではあるが、モノとしてはいつも通りでかなり美味い。
麺はややツルツルとした短めカタメで美味。
スープはアブラの層もかなりのモノながら、コクもしっかりカラメ濃いめでなかなか美味。
そして今回さらに変わり種だったのが豚。
いつものみっしり詰まったカンジのモノではなく、むしろ牛ロースに近いようなカンジ。
切り方もやや薄切りで、食感もいつもとは異なるもの。
まぁこれはこれでアリのような気もするが、ワタクシ的にはいつものムッチリしたほうが好み。
しかしながら、今回のイレギュラーメンバーであるほぐし豚がなかなかいい味を出していたので救われた感がある。
この細々したカンジが麺やヤサイに絡まって、けっこういいカンジなのである。
さらにネギも口直し的にちょっとうれしいカンジ。
とにかく今回の代田は変化にとんだモノとなった。
毎回同じモノを頼んで、毎回同じように食べるという「当たり前」を楽しんでいた節があったが、たまにはこういった変化も悪くない。
というか非常に楽しいものであるという事を、気付かせてくれた一杯なのであった。